Tempted By His Kiss [Historical]
1809年 Northumberland --- Lord Cade Byronは、スペインへ従軍した時の傷をいやすために独りで自分の所領で過ごしています。兄の公爵や母親からは、独りで過ごすより家族とともにロンドンで過ごす方が良いと手紙が届いたり、実際に訪ねてきますがCadeは承知しません。
そんなある日、大雪のため進路を阻まれたMiss Meg Amberleyが雪が溶けて旅が続けられるようになるまで滞在させて欲しいと訪ねてきます。気が進まないもののMegを泊めたCadeは、Megと話すうちに意外と気が合うことを知り次第に友人になっていきます。
Miss Meg Amberleyは、父親の海軍生活に母と一緒に同行していました。母が亡くなり、父もなく亡ったことから北部の親戚を頼ることになり、そこに向かう途中雪に進路を阻まれて、Lord Cadeの屋敷に助けを求めました。最初は取り付く島もなく自室に引きこもっているCadeでしたが、Megに話しかけられることで少しずつ気持ちがほぐれダイニングで一緒に食事をしたりチェスを楽しむようになりました。
そろそろ雪も解けMegが旅立つ日に、折悪くうわさ好きのCadeの近所の人が訪ねてきたため、Megの滞在が知られてしまいます。CadeはMegの評判を守るためとっさに婚約者として紹介します。隣人が帰宅した後で、CadeはMegに互いに結婚する意志がないのだから、共にロンドンにいって社交シーズンを過ごしその間にMegは夫を見つけて婚約を破棄して結婚すれば良いと言いだし、Megもそれに合意しました。
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評価:C
Tracy Anne Warren の新しいシリーズByrons of Braebourne Seriesの1作目です。ヒーローは公爵家の次男の Lord Cade Byron、スペインへ従軍したときフランス軍に囚われて拷問を受けます。それでも口を割らなかったため、Cadeの目の前でCadeの婚約者は暴行のされて殺されてしまいます。Cadeは、その時に受けた心身の傷のため自分の所領に引きこもって酒とアヘンチンキに逃避しています。
そんなところに、雪のために避難場所を求めてきた MegにCadeは次第に惹かれていきます。聡明で勇気のあるMegには自分などもったいないと思うCadeは、なるべくMegと距離を置こうとしますが上手くいきません。また、MegもCadeに惹かれて他の男性を選ぶことができません。後半は、そんなこう着状態の二人の間にイングランドを裏切ってフランスと内通しており、Cadeの婚約者が殺された場にもいた人物が絡んできます。
ありきたりのストーリーで先が読めてしまうのがちょっと残念な感じです。ただ、個性的なCadeの兄や弟妹たちが今後のシリーズのヒーロー、ヒロインになるようなのでそれが楽しみです。
2011.07 翻訳されました。
そんなある日、大雪のため進路を阻まれたMiss Meg Amberleyが雪が溶けて旅が続けられるようになるまで滞在させて欲しいと訪ねてきます。気が進まないもののMegを泊めたCadeは、Megと話すうちに意外と気が合うことを知り次第に友人になっていきます。
Miss Meg Amberleyは、父親の海軍生活に母と一緒に同行していました。母が亡くなり、父もなく亡ったことから北部の親戚を頼ることになり、そこに向かう途中雪に進路を阻まれて、Lord Cadeの屋敷に助けを求めました。最初は取り付く島もなく自室に引きこもっているCadeでしたが、Megに話しかけられることで少しずつ気持ちがほぐれダイニングで一緒に食事をしたりチェスを楽しむようになりました。
そろそろ雪も解けMegが旅立つ日に、折悪くうわさ好きのCadeの近所の人が訪ねてきたため、Megの滞在が知られてしまいます。CadeはMegの評判を守るためとっさに婚約者として紹介します。隣人が帰宅した後で、CadeはMegに互いに結婚する意志がないのだから、共にロンドンにいって社交シーズンを過ごしその間にMegは夫を見つけて婚約を破棄して結婚すれば良いと言いだし、Megもそれに合意しました。
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評価:C
Tracy Anne Warren の新しいシリーズByrons of Braebourne Seriesの1作目です。ヒーローは公爵家の次男の Lord Cade Byron、スペインへ従軍したときフランス軍に囚われて拷問を受けます。それでも口を割らなかったため、Cadeの目の前でCadeの婚約者は暴行のされて殺されてしまいます。Cadeは、その時に受けた心身の傷のため自分の所領に引きこもって酒とアヘンチンキに逃避しています。
そんなところに、雪のために避難場所を求めてきた MegにCadeは次第に惹かれていきます。聡明で勇気のあるMegには自分などもったいないと思うCadeは、なるべくMegと距離を置こうとしますが上手くいきません。また、MegもCadeに惹かれて他の男性を選ぶことができません。後半は、そんなこう着状態の二人の間にイングランドを裏切ってフランスと内通しており、Cadeの婚約者が殺された場にもいた人物が絡んできます。
ありきたりのストーリーで先が読めてしまうのがちょっと残念な感じです。ただ、個性的なCadeの兄や弟妹たちが今後のシリーズのヒーロー、ヒロインになるようなのでそれが楽しみです。
2011.07 翻訳されました。
その夢からさめても (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: トレイシー・アン・ウォレン
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2011/07/21
- メディア: 文庫
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