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At the Duke's Pleasure [Historical]

Edward Byron, Duke of Clybourne は、許婚のLady Claireに正式に結婚の申し込みに行きました。ところが前回数年前に会った時には、自分に好意を持っていると思えた Claire に冷たく「あなたと結婚するつもりはない」と言われてしまいます。若い女性の一時的な気まぐれか、現実のものとなった結婚に怖気づいたのだろうと考えます。Claireに時間を与えてロンドンでの社交シーズンを楽しめば気が変わるだろうと思い、結婚するにしてもしないにしてもロンドンでシーズンを過ごしたら良いと誘います。

Claireは生まれた時から Edward との結婚が決まっていたため、ロンドンのシーズンはお金の無駄と考える締まり屋の父親の考えのもと、田舎の領地で平凡で単調な暮らしをしていました。この機会を逃すとロンドンのシーズンを経験することはできないこと、ロンドンでの滞在期間中に自分は未来の公爵夫人としてふさわしくないと Edward に認識させれば結婚話がご破算になると考えて承知します。

At the Duke's Pleasure

At the Duke's Pleasure

  • 作者: Tracy Anne Warren
  • 出版社/メーカー: Avon
  • 発売日: 2010/01/12
  • メディア: マスマーケット


評価:C

Tracy Anne Warren のシリーズByrons of Braebourne Seriesの3作目です。Edward は隣の伯爵家の娘の洗礼式に出席した11歳の時に、その赤ちゃんが未来の自分の花嫁と言われて大きなショックを受けます。(そりゃ愛だの恋だのは、まだまだ先と思っている男の子にとって、いきなり花嫁として生まれて間もない赤ちゃんを紹介されたら….です。) その後、正式に結婚を申し込むまで、3回しかClaire に会わずに済ませてしまいます。このため結婚の申し込みをするまでClaireが大人になったことに気が付いていないというていたらくでした。ところが、大人になった Claire は魅力的で自分のタイプ、絶対に近いうちに結婚すると決心します。

Claire は、少女のころまでハンサムで素敵な Edward といずれ結婚するのを喜んでおり、Edwardも自分との結婚を望んでいると信じていました。ところが、まだClaireがティーン(Edwardにとっては、子供で恋愛対象外)のころに、愛人と思しき女性とEdwardとの会話から、Edwardが親同士の決めたことだから結婚する と考えていることを知ってしまいます。大きなショックを受けたClaireは良く考えるとEdwardは滅多に会いに来ないことから、仕方なく自分と結婚するのだろうと結論付け Edward との結婚に魅力を感じなくなってしまいます。

その後は、Claire が縁談をぶち壊そうとさまざまな騒動を起こすものの、Edwardが全然動じないために、更にClaire の行動がエスカレートして…..の繰り返しです。個人的にClaireには、やり過ぎ感があり、あまり楽しめませんでした。

一作目
Tempted By His Kiss

Tempted By His Kiss

  • 作者: Tracy Anne Warren
  • 出版社/メーカー: Avon
  • 発売日: 2009/02/24
  • メディア: マスマーケット


1.5作目? 短編スピンオフ
Four Dukes and a Devil

Four Dukes and a Devil

  • 作者: Cathy Maxwell
  • 出版社/メーカー: Avon
  • 発売日: 2009/06/30
  • メディア: マスマーケット


二作目
Seduced By His Touch

Seduced By His Touch

  • 作者: Tracy Anne Warren
  • 出版社/メーカー: Avon
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: マスマーケット


タグ:Regency [W]
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