To Catch a Bride [Historical]
Mr. Rafe Ramsey は、he Earl of Axebridgeの次男です。兄が後を継いでいますが子供に恵まれないためRafeが結婚して後継ぎをもうけることになりました。兄が選んだ女性との縁談には気が進まないところに、祖母の友人から死んだと思っていた孫娘Alicia がエジプトで生きているので、もし生きていたら一緒に暮らしたい との話を聞き、孫娘を探しを引き受けました。
Ayishaは、両親が相次いで病死したあと白人の子供を奴隷商人に売り飛ばそうと屋敷に押し入ってきた人たちから逃れ、男としてカイロの町で暮らしています。そころが、金持ちのイギリス人がイギリス人の少女を探しているとの噂を耳にします。そのイギリス人が手にしている少女の肖像画は、Ayishaそっくり、まるで妹のようだとささやかれ始めます。その肖像画が気になって仕方がないAyishaの様子に、一緒に暮らしているエジプト人の孤児Aliがそれを盗み出そうとしてイギリス人に捕らえられてしまいます。
Aliを救い出そうとイギリス人の滞在する屋敷に忍び込んだ、Ayishaもそのイギリス人Rafeに捕らえられてしまします。
Rafeは、エジプト人の若者と思っていた侵入者をを捕らえたところ、女性、しかも自分が探しているAlicia らしいことに直ぐに気が付きます。イングランドで祖母が会いたがっている と伝えればすぐに、イングランド行きを承知すると思っていたものの、「Aliciaは死んだ、自分はAyishaで、イングランドへは行かない。」 とあっさり拒否されて驚きます。生前父から故国のことを聞いていたAyishaは、いつの日かイングランドへ行くことを夢見ていましたが、とある理由から故国では自分は受け入れられないと諦めていました。
Devil Rides Series の三作目、間違って先に四作目のThe Accidental Wedding を読んでしまいましたが、特にネタばれなどはありませんでした。
Ayishaの母親はGeogia(グルジア)出身の奴隷で、Ayishaの父親が買い受けて自分の愛人にしてAyishaが生まれました。奴隷が産んだ私生児…. 世間的には受け入れられません。奴隷というとアフリカ出身というイメージがありますが、古代からヨーロッパにも農奴や地中海沿岸の海賊に拉致されて売られた人たち、征服された国の民 などが奴隷として存在していました。
イングランドで奴隷貿易を違法となったのは1807年、Ayishaの父親がAyishaの母親を買った当時は本国の法律でも合法でした。また、早い時点でAyishaがRafeに本当のことを伝えない点をマイナスと感じる方がいるかもしれませんが、それを知ったRafeや祖母が 奴隷の子は奴隷 としてAyishaを売ってしまう可能性は0ではないため、そんな危険を冒すことはできなかったと思います。(どんなに好きでも、知り合ったばかりの人をそこまで信用できないですよね。)
評価:A
とても面白かったです。終盤がやや駆け足でまとめてしまったかな、と思いましたが、あそこを引っ張るとテンポが悪くなると思います。チラリとだけですが、これまでのシリーズの登場人物たちが登場するのもうれしいです。子供が出来ない女性の悩みや苦しみといったお話が出てくるので、この手の話題に敏感な人は避けた方がよいかもしれません。
翻訳はこちら、微妙にタイトルとストーリーがあっていないような気もしますが......
シリーズ
一作目
二作目
四作目
Ayishaは、両親が相次いで病死したあと白人の子供を奴隷商人に売り飛ばそうと屋敷に押し入ってきた人たちから逃れ、男としてカイロの町で暮らしています。そころが、金持ちのイギリス人がイギリス人の少女を探しているとの噂を耳にします。そのイギリス人が手にしている少女の肖像画は、Ayishaそっくり、まるで妹のようだとささやかれ始めます。その肖像画が気になって仕方がないAyishaの様子に、一緒に暮らしているエジプト人の孤児Aliがそれを盗み出そうとしてイギリス人に捕らえられてしまいます。
Aliを救い出そうとイギリス人の滞在する屋敷に忍び込んだ、Ayishaもそのイギリス人Rafeに捕らえられてしまします。
To Catch a Bride (Berkley Sensation)
- 作者: Anne Gracie
- 出版社/メーカー: Berkley
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: ペーパーバック
Rafeは、エジプト人の若者と思っていた侵入者をを捕らえたところ、女性、しかも自分が探しているAlicia らしいことに直ぐに気が付きます。イングランドで祖母が会いたがっている と伝えればすぐに、イングランド行きを承知すると思っていたものの、「Aliciaは死んだ、自分はAyishaで、イングランドへは行かない。」 とあっさり拒否されて驚きます。生前父から故国のことを聞いていたAyishaは、いつの日かイングランドへ行くことを夢見ていましたが、とある理由から故国では自分は受け入れられないと諦めていました。
Devil Rides Series の三作目、間違って先に四作目のThe Accidental Wedding を読んでしまいましたが、特にネタばれなどはありませんでした。
Ayishaの母親はGeogia(グルジア)出身の奴隷で、Ayishaの父親が買い受けて自分の愛人にしてAyishaが生まれました。奴隷が産んだ私生児…. 世間的には受け入れられません。奴隷というとアフリカ出身というイメージがありますが、古代からヨーロッパにも農奴や地中海沿岸の海賊に拉致されて売られた人たち、征服された国の民 などが奴隷として存在していました。
イングランドで奴隷貿易を違法となったのは1807年、Ayishaの父親がAyishaの母親を買った当時は本国の法律でも合法でした。また、早い時点でAyishaがRafeに本当のことを伝えない点をマイナスと感じる方がいるかもしれませんが、それを知ったRafeや祖母が 奴隷の子は奴隷 としてAyishaを売ってしまう可能性は0ではないため、そんな危険を冒すことはできなかったと思います。(どんなに好きでも、知り合ったばかりの人をそこまで信用できないですよね。)
評価:A
とても面白かったです。終盤がやや駆け足でまとめてしまったかな、と思いましたが、あそこを引っ張るとテンポが悪くなると思います。チラリとだけですが、これまでのシリーズの登場人物たちが登場するのもうれしいです。子供が出来ない女性の悩みや苦しみといったお話が出てくるので、この手の話題に敏感な人は避けた方がよいかもしれません。
翻訳はこちら、微妙にタイトルとストーリーがあっていないような気もしますが......
シリーズ
一作目
二作目
四作目
The Accidental Wedding (Berkley Sensation)
- 作者: Anne Gracie
- 出版社/メーカー: Berkley
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: ペーパーバック
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