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The Woman in White [Graded Reader]

油絵の教師Walter Hartrightは、イタリア人の友人Pescaの紹介でとあるお屋敷の職に応募します。ロンドンを発つ直前の真夜中に白いドレスを着た女性に逢い、追われていると言うその女性の手助けをしました。

依頼先の屋敷に到着したWalter は、生徒のMiss Laura Fairlie と 異父姉のMarian Harcombe に会います。美しく莫大な資産の相続人のLauraにたいして、Marianは美しさも財産もないが知的と対照的な二人です。Walterは、先日会った白いドレスの女とLauraの面差に似ている点があると感じます。Walterは、次第にLauraに惹かれていきます。また、LauraもWalterのことを思うのですが、親が決めた結婚相手が決まっておりどうすることもできません。このため、Walterの契約期間が終わった後二人は別れます。


The Woman in White (Oxford Bookworms Library Thriller & Adventure, Level 6)

The Woman in White (Oxford Bookworms Library Thriller & Adventure, Level 6)

  • 作者: Wilkie Collins
  • 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Sd)
  • 発売日: 2008/03/30
  • メディア: ペーパーバック


評価:B

Walterが去ったあとLauraは、父親との約束を守ってSir Percivalと結婚しますが、夫はLauraの財産目当てで不幸な生活でした。Sir Percivalの友人でLauraの叔母の夫 Count Foscoの怪しい行動によりLauraは次第に追い詰められていきます。なんとか、Lauraを守ろうとするMarian、Lauraと別れたあと海外で働いていたWalterも帰国し、Lauraを救うべく行動を始めます。

また、たびたび現れる白いドレスの女の正体は? 彼女が知るSir Percivalの秘密とは? など先が気になりドンドン読みました。

Wilkie Collins が1859年に発表した原作は、長編ですが私が読んだのはGraded Reader として約3万語に書きなおされたものです。かなり端折っられたり、心理描写を減らすなどされていると思われますが、それでも十分に楽しめました。

本書はGraded Readerのレベルは6と最も上のランクになります。語彙制限があるためスラングや小難しいロングワードはまずありません。また、制限外の単語は巻末のglossaryに記載があります。文法的にはそれなりの構文が出てきますので、個人的には高校時代に英語が得意だった方には難しくないと思いますが、英語が苦手だった方には歯が立たないかもしれません。

「白衣の女」として翻訳されていますから、興味をもたれた方は翻訳で楽しまれたら良いかと思います。

白衣の女 (上) (岩波文庫)

白衣の女 (上) (岩波文庫)

  • 作者: ウィルキー・コリンズ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/03/18
  • メディア: 文庫



白衣の女 (中) (岩波文庫)

白衣の女 (中) (岩波文庫)

  • 作者: ウィルキー・コリンズ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/03/18
  • メディア: 文庫



白衣の女 (下) (岩波文庫)

白衣の女 (下) (岩波文庫)

  • 作者: ウィルキー・コリンズ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/03/18
  • メディア: 文庫



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