Prince and Future... Dad?

たった一夜のあやまちが、プリンセスの運命を変えた。リヴは、妹の結婚式に参列するため、離れて暮らす父の王国を初めて訪れた。盛大に行われた結婚披露宴の夜が終わり、翌朝目覚めてみると、草の上で寝ているのに気づく。お酒も飲んでいたし、昨夜のことは何も覚えていないわ。朦朧とした頭で周囲を見回すと、横に眠っているのは―裸の男性だ!ゴージャスで端整な顔立ちに、引き締まったセクシーな体。プレイボーイとして有名なフィンがどうしてここに?リヴはぼんやりと頭をめぐらし、浮かんできた破廉恥な記憶の数々にいたたまれなくなってあわててその場を立ち去った。悪夢のような一夜が、思わぬ運命を運んでくるとは想像もしなかった。

邦題は「月下のあやまち」、バイキングの花嫁たち というシリーズの二作目のようです。
残念ながらあまり好みではありませんでした。

Prince and Future... Dad? (Silhouette Special Edition)

• 出版社/メーカー: Silhouette Special Edition
• 発売日: 2010/05/14
• メディア: Kindle版

妹の結婚式で飲み過ぎてしまい 良く知りもしない男性と関係を持って妊娠！ という展開です。ヒロインの家系の特殊体質として受胎後24時間以内に兆候が現れる という設定のため、翌日には周囲に妊娠が知れて.... となります。

ロースクールに在学していて、将来は政治に関係しようと考えているヒロインが、自分の将来のために我を張り過ぎかな。自身が母子家庭で何不自由なく育ったと思っているので、シングルマザーに抵抗がないのは理解できます。でも、子供に関わりたいと願うヒーローの気持ちを思いやれないのには？？でした。

また、ヒロインの母国では私生児が著しく差別されることから、家族からも結婚することを強く薦められるのに実際に育児するのはアメリカだから関係ない と突っぱねるのも どうかと思いました。

本作では私生児を示す言葉として主にfitzが使われていました。bastardの方が直接的なので避けたのかな？

月下のあやまち―バイキングの花嫁たち〈2〉 (シルエット・スペシャル・エディション)

• 作者: クリスティン リマー
• 出版社/メーカー: ハーレクイン
• 発売日: 2005/06
• メディア: 新書

月下のあやまち_バイキングの花嫁たち Ⅱ (ハーレクインコミックス)

• 出版社/メーカー: ハーレクイン
• 発売日: 2012/08/01
• メディア: Kindle版

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