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Amber by Night [Contemporary]

図書館司書のアメリアは、秘密でウエイトレスの仕事を始めた。眼鏡を外してきわどい服を着るのは本望ではないが、退屈な人生を変えるため、どうしても車を買う資金が必要だった。厳しく育てられた彼女が夜の副業を持っていることが知れたら、大おばはおろか、町じゅうが上を下への大騒ぎになるだろう。そんなある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片思いしている町の不良、タイラー・サヴィジだ。どきどきしながら注文を取りに行った彼女は、彼の言葉に驚愕した。彼は陶酔しきった瞳で“俺が欲しいのはきみだ!”と言ったのだ。美人ウエイトレスが、実は地味なアメリアだとは気づきもせずに…。

邦題は「夜は別の顔」です。ヒーローは町の不良と書かれていますが、ストーリーの中では仕事熱心で誠実な思いやりのある男性です。ヒロインに一目ぼれしてからは、ヒロイン一筋だし年配の人から見たら少々素行が悪いくらいな感じなのかな?


Amber by Night (Silhouette Desire)

Amber by Night (Silhouette Desire)

  • 出版社/メーカー: Silhouette Desire
  • 発売日: 2010/12/27
  • メディア: Kindle版

粗筋からの予想に反して、ヒーローはヒロインの別の顔に直ぐに気が付きます。でも、ヒロインは自分が孤児になってから育ててくれた2人の大伯母への気遣いから、ウエイトレスをしていることを簡単には打ち明けられないことをくみ取りヒロインが自ら告白してくれるまで待とうとします。正直に教えてくれないキーッ となりがちな、ハーレクインのヒーローが多いのため、この点で凄くポイントが高いです。

ヒーローはヒロインの大伯母たちにちゃんとヒロインにcourtする許可を得に来ます。ヒストリカルでは描かれることがありますが、現代ものでは初めてで驚きました。

ヒロインに求婚者が現れたことを喜ばしく思うものの、ヒロインとの暮らせなくなる寂しさに愕然とするウィッティ大伯母さん、年をとっても夢見る乙女で一人では何もできなさそうでも、一大事には一人で大胆な行動をとるロージー大伯母さん の2人がいい味を出しています。

ヒロインがウジウジといつまでもヒーローに自分がアンバーだと告白しないことがまどろっこしいと思うか、ヒロインのこれまでの人生を考えて仕方ないなと思えるかで評価が分かれそうです。

漫画化もされています。

Amber By Night (Harlequin comics)

Amber By Night (Harlequin comics)

  • 出版社/メーカー: Harlequin K.K. / SOFTBANK Creative Corp.
  • 発売日: 2010/12/20
  • メディア: Kindle版



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