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Someone to Remember [Historical]

50歳を過ぎて未婚の Lady Matilda Westcott は、母親と暮らしています
未亡人の母親の細々した世話をすることに自分の存在意義を感じる日々を過ごしていましたが、ある日、母から「コンパニオンを雇うことにした」と聞かされます
そして、そのコンパニオンに選ばれた女性とMatilda はそりが合いません。

母と暮らし続けることはできますが、今まで以上に居心地が悪くなることは必至
今後の自分の暮らしについて考え始めます。

Charles Sawyer, Viscount Dirkson は、つい最近 若いころに好いた女性 Lady Matilda と再会しました。そして、ある件のお礼を兼ねてWestcott家の当主から夕食会に招待されました。
Charles の息子とLady Matilda の甥が同級生ということもあり、Lady Matilda と顔を合わせる機会が増えていきます。


Someone to Remember (The Westcott Series)

Someone to Remember (The Westcott Series)

  • 作者: Balogh, Mary
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2019/11/05
  • メディア: マスマーケット


Charlesは、三人の子供がいる寡で、若いころは本シリーズのごたごたの元となった伯爵の悪友達の一人で、これが原因で伯爵の姉のLady Matildaへの求婚をけんもほろろに断られます。

そのショックで村の鍛冶屋の娘と遊びで関係を持ち(物語の舞台設定の時代では、あまり非難されないことだけど、現代だったらダメダメ)、その女性との間に男の子をもうけました。

家屋敷を用意して生活費も出して母子の生活の面倒を見ると申し出ましたが、結婚以外は何もいらないと断られます。女性は実家から勘当され村で洗濯女をして子供を養っていました。Charles の子供への誕生日ごとの贈り物は全て突っ返され、密かに見守る以上のことができずにいました。母親が亡くなった後、志願兵として入隊している息子に将校任命辞令を贈ったところ、これは頂くが今後の支援は一切無用との返事でした。

この、男の子が前作 Someone to Honor のヒーロー Gilbert Bennington です
Gilが娘の親権を争う裁判で、 Lady Matilda がCharlesにGilを息子であると公に認知して人柄を保証する証言して欲しいと頼みに行ったのが二人の再会

これまでのシリーズで、Lady Matilda はいろいろな場面で母親の世話を焼きすぎて煙たがられ、母親となんとなくシックリいっていないイメージでした。本作で、少しずつ変わっていくというか本来の彼女の姿が現れていくように思いました。

H/Hが50代というヒストリカルでは珍しいカップル
ゆっくりと進む大人な恋愛が描かれます。

それでなのかAmazonのこちらのシリーズセット販売には含まれていません
単なるミスかもしれませんが....



A Westcott Novel (8 Book Series)

A Westcott Novel (8 Book Series)

  • 作者: Balogh, Mary
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Kindle版



タグ:[B] England
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