Devil in Disguise [Historical]
Lady Merritt Sterling は、若くして夫を亡くした後 夫の会社を引き継いで弟のLukeと一緒に経営しています。あれこれと詮索されがちな若い未亡人ということもあり、慎重に社交界での評判を気にして生活しています。ある日、事務所を訪ねてきたスコッチウイスキーの蒸留所のオーナー Keir MacRae に会ってから、これまでの日常がひっくり返ります。
Keir MacRae は、長身で碧眼の男前で黄褐色の豊かなあご髭をたくわえています。Merritt は貧相な顎を隠すため?と考えますが、実は髭が無いとイケメン過ぎて男にはお坊ちゃまっぽいと小馬鹿にされ、女性が群がってくることを避けるためでした。(どんだけイケメンなの!)
Merritt に惹かれるものの、しがないスコッチウィスキー蒸留所のオーナーでは釣り合わないため、なるべく接触しないようにと考えます。ところが、Merritt の家でのディナーに招待され一回だけならと招待に応じて Merritt の家に向かう途中、刃物で襲撃されます。
Lady Merritt Sterling の旧姓は Marsden
つまり『恋の香りは秋風にのって』のH/H Westcliff伯爵夫妻の長女
Keir MacRae は、初登場のキャラクター (たぶんだけど
とあるイングランド貴族夫人が産みの母ですが、わけあって子供のいないスコッチウイスキーの蒸留所のオーナー夫妻の養子になり、本人もそれは承知していますが、実の両親が誰なのかは知りません。
レイヴネル家の7作目に分類されている本作ですが、H/Hはレイヴネル家の人ではないですし、どちらかと言うと壁の花(Wallflowers)のスピンオフだと思います。
Keir の実の父親が誰かは、注意深く読んでいれば前半で見当がつきます。
な、なんと、独身時代に異性関係が派手で有名だったKingston 公爵
『冬空に舞う堕天使』のSebastian, Lord St. Vincent です。
彼がヒロインのEveと知り合う前に関係した、Lady Ormonde との間に生まれたのがKeir です。Ormonde 夫妻の結婚時の取り決めで、Lady Ormonde が子供を産まなければ夫人が持参した財産は Lord Ormonde が相続、子供がいたらその子供が相続となっています。Lady Ormonde が Sebastian と浮気して妊娠したことが夫にバレていることから、生まれた子供がいつかは殺されてしまうと案じ夫には死産と報告し、スコットランドへ養子に出したのでした。
当時の法律では、Keir はOrmonde 夫妻の長男と見なされるため、Lord Ormondeの跡継ぎです。
Lady Ormonde は死ぬ前に Sebastian に手紙を書いて、Keir の存在を知らせ自分の遺言の執行人となるよう依頼しました。Sebastianはこの手紙でKeir のことを初めて知り、Eveにはちゃんと経緯を説明しました。
という設定のため、Westcliff も Sebastianも出番が多目で、ヒーローのKeir の存在が薄め
壁の花ファンはスピンオフとして楽むと思うけれど、レイヴネル家のファンはどうだろう?
人によって分かれると思います。
Westcliff伯爵夫妻のお話
Kingston 公爵夫妻の話 当時はおじいちゃんが生きていたのでSt. Vincent 子爵夫妻
2022.12.09 翻訳が発売!
Keir MacRae は、長身で碧眼の男前で黄褐色の豊かなあご髭をたくわえています。Merritt は貧相な顎を隠すため?と考えますが、実は髭が無いとイケメン過ぎて男にはお坊ちゃまっぽいと小馬鹿にされ、女性が群がってくることを避けるためでした。(どんだけイケメンなの!)
Merritt に惹かれるものの、しがないスコッチウィスキー蒸留所のオーナーでは釣り合わないため、なるべく接触しないようにと考えます。ところが、Merritt の家でのディナーに招待され一回だけならと招待に応じて Merritt の家に向かう途中、刃物で襲撃されます。
Lady Merritt Sterling の旧姓は Marsden
つまり『恋の香りは秋風にのって』のH/H Westcliff伯爵夫妻の長女
Keir MacRae は、初登場のキャラクター (たぶんだけど
とあるイングランド貴族夫人が産みの母ですが、わけあって子供のいないスコッチウイスキーの蒸留所のオーナー夫妻の養子になり、本人もそれは承知していますが、実の両親が誰なのかは知りません。
レイヴネル家の7作目に分類されている本作ですが、H/Hはレイヴネル家の人ではないですし、どちらかと言うと壁の花(Wallflowers)のスピンオフだと思います。
Keir の実の父親が誰かは、注意深く読んでいれば前半で見当がつきます。
な、なんと、独身時代に異性関係が派手で有名だったKingston 公爵
『冬空に舞う堕天使』のSebastian, Lord St. Vincent です。
彼がヒロインのEveと知り合う前に関係した、Lady Ormonde との間に生まれたのがKeir です。Ormonde 夫妻の結婚時の取り決めで、Lady Ormonde が子供を産まなければ夫人が持参した財産は Lord Ormonde が相続、子供がいたらその子供が相続となっています。Lady Ormonde が Sebastian と浮気して妊娠したことが夫にバレていることから、生まれた子供がいつかは殺されてしまうと案じ夫には死産と報告し、スコットランドへ養子に出したのでした。
当時の法律では、Keir はOrmonde 夫妻の長男と見なされるため、Lord Ormondeの跡継ぎです。
Lady Ormonde は死ぬ前に Sebastian に手紙を書いて、Keir の存在を知らせ自分の遺言の執行人となるよう依頼しました。Sebastianはこの手紙でKeir のことを初めて知り、Eveにはちゃんと経緯を説明しました。
という設定のため、Westcliff も Sebastianも出番が多目で、ヒーローのKeir の存在が薄め
壁の花ファンはスピンオフとして楽むと思うけれど、レイヴネル家のファンはどうだろう?
人によって分かれると思います。
Westcliff伯爵夫妻のお話
Kingston 公爵夫妻の話 当時はおじいちゃんが生きていたのでSt. Vincent 子爵夫妻
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