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The Scoundrel's Daughter [Historical]

Alice, Lady Charlton, は、夫を亡くしたばかり、横暴で自己中心的な夫が遺産を何も残さなかったために経済的には厳しいものの祖母の遺産で細々とは生活していける見込みが立ちました。やっと一息と思っていたところに、怪しい男が亡き夫が愛人にあてた書簡一式を持参してきました。その内容は愛人にAliceへの不満をぶちまけ馬鹿にするもので、これが公開されたらAliceの社交界での立場がなくなってしまいます。

その男は、娘のLucyを爵位持ちの男と結婚させたら書簡一式を渡すが失敗したら即、出版社に売り渡すと脅してきたのでした。脅迫を受け入れて娘を社交界デビューさせ結婚させるべくAliceは行動を始めます。

現Charlton伯爵の息子、Geraldは子供のころから可愛がってくれたAliceが経済的に厳しい状況なのに全く支援しようとしない両親にがっかりし、何もできない自分をもどかしく思っていました。そんな時、軍にいた時の上官James, Lord Tarrantとロンドンで再会します。Jamesは兄を亡くして爵位を継いだばかり、Geraldも伯父を亡くして伯爵家の跡取りになったばかりと似た境遇でした。
とあるパーティーにLucyを連れてきたAliceに一目惚れしたJamesとLucyのことが気になって仕方がないGeraldが二人に近づきます


The Scoundrel's Daughter (The Brides of Bellaire Gardens Book 1) (English Edition)

The Scoundrel's Daughter (The Brides of Bellaire Gardens Book 1) (English Edition)

  • 作者: Gracie, Anne
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2021/08/24
  • メディア: Kindle版


The Brides of Bellaire Gardens Book の最初の一冊
この頃のAnne Gracieは4冊シリーズのことが多いから、こちらもそうかなぁ と思ってます

この本の中で、AliceとJames、GeraldとLucyの二組が描かれるため ロマンスが少し薄いと感じるかもしれません。









以下、いろいろφ(..)メモメモ

タイトルがThe Scoundrel's DaughterなのでLucyがヒロインなのかな?
Lucyの社交界デビュー衣装一式は、チャンス姉妹のデイジーのお店に注文
子猫を欲しがっているJamesの末娘のために、猫を譲ってくれるのは読書会を主催するLady Bea

山師のような詐欺師のような父親に比べて、賢くて機知にとんだ優しいLucyはきっと母親に似たのに違いない。怪しい父親に振り回され、貴族となんか結婚したくないのに 母のように姉のように赤の他人しかも脅迫者の娘の自分をいつくしんでくれるAliceのためなら爵位持ちならどんな男でもいいとまで思うようになるシスターフッド描かれます。

Aliceの元夫は愛人と結婚したかったのに、父親にしかるべき女性と結婚しなければ一切の援助を打ち切ると言われて不承不承Aliceと結婚しました。このため、結婚直後からAliceをないがしろにし、18年の結婚生活で子供を授からなかったこともそれに拍車をかけました。
とにかく子供が出来りゃいいと「入れて出す」だけの夫との性生活は苦痛のみ、この経験しかないAliceは世の女性はみな子供を授かるからそれに耐えていると思ってます。そして結婚生活には懲り懲り再婚なんてとんでもないと考えてます。

Jamesは恋愛結婚した妻を、四年前に出産で亡くした三人の娘を持つ寡、妻の実家に預けている娘たちを引き取って暮らす準備を進めている所にGeraldと再会、Aliceと結婚したいと考え始めます。

Geraldは20代後半で軍では大尉として立派な働きをしていたのに、帰国後は両親が大人扱いせず男の子に対するように接することを不満に思ってます。Aliceの脅迫者を捕まえて手紙を取り戻そうと調査活動をするうちに自分の進むべき道を見つけます。
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