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Christmas Larks [Historical]

Ivo Whitney-Harris は、自宅で寝ている時に壁の向こうから話声で目を覚ましました。ネズミ達が話しているのか? 彼が家から離れてている間に英国のネズミ達は話すようになったのか? 額に手をやって頭をハッキリさせようと擦り、頭に包帯が巻かれていることに気が付き、まだ戦場にいるのか?と慌てますが、気を落ち着かせて考えると帰国して帰宅したことを思い出します。

Sarah Jane Langsdale は、子供の頃にIvo の家に引き取られ一緒に育ちました。Sarah はIvo に思いを寄せていましたが、Ivo は別の女性と婚約して出征してしまいました。しかし彼の帰国を待ちきれなかった婚約者は別の男性と結婚してしまいました。
Ivo の父親は2人が育ったこの屋敷を孤児院とするために手放し現在その準備の真っ最中ですが、頭部に負傷して記憶に多少の混乱をきたした彼を動揺させないため、この家が孤児院となることを内緒にし、彼が出征した時のままの状態だと信じさせ彼の看病を続けています。


The Last Chance Christmas Ball

The Last Chance Christmas Ball

  • 出版社/メーカー: Kensington
  • 発売日: 2015/09/29
  • メディア: ペーパーバック


クリスマスアンソロジー The Last Chance Christmas Ball の中の一編
著者はパトリシア・ライス  Patricia Rice

Holbourne伯爵未亡人が、毎年クリスマスに開く舞踏会への招待客がH/Hになるロマンス短編集のようです。Lady Hollyと周囲に呼ばせる伯爵未亡人は、チャンス姉妹のレディ ビーを思わせるキャラクターです。Ivo はLady Hollyの孫息子で、Sarah は遠縁にあたります。

Lady Hollyのクリスマス舞踏会のことをIvoたち独身男は、「行き遅れに夫を捕まえる最後の機会を与える舞踏会」と呼んで警戒しているとのこと!! 実際そうなのですが、改めて言われるとなんと失礼な発言

冒頭Ivo が自分がどのような状態であるのかよくわからない状況で、ネズミの会話を聞くなど、???な感じになりました。読めていないのか、書かれていないのかが良くわからず不安に(;^_^A
徐々に彼の現在の状況や過去が明らかになるのと、ネズミの正体も判明してスッキリ!

若いころのIvoが自分の気持ちにもSarah の気持ちにも全然気が付かない朴念仁だったのがなんとも.... 気がついて居たら二人はこんなに遠回りしなくともよかったのに (ロマンスでこれを言ったら、小説にならないのだけど、あまりにも、あまりなヒーローでした)
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