The Secret Duke：Hisa's book review：SSブログ

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Redoute Flowers and ..｜Masterpieces of Wome.. ブログトップ

The Secret Duke　[Historical] [編集]

Bella(Miss Isabella Barstowe) は、誘拐した男たちから逃げ出した後に、入った店が酒場で窮地に陥ってしまします。そこに現れたのが赤いクラバットと頭蓋骨のイアリングがトレードマークのCaptain Roseでした。Roseに助けられたBellaは、身元が知られるのと恐れたため隙をみてRoseの馬に乗って逃げだします。なんとか家に戻ったBellaは、父宛てに身代金の請求ではなくBellaが駆け落ちしたとの書き置きが届いていたことを知ります。Bellaが男と逃げてキズものになったと信じる父親は、Bellaを近所の年寄りの寡と結婚させようとしますが、Bellaが断固拒否したことから、家に軟禁状態にされてしまいます。

Thorn(the Duke of Ithorne)には、父親が愛人に産ませた異母兄がCaleb Roseがいます。 Thorn と Calebは年も近く、良く似た容姿をしていることは領民の間では周知の事実でした。領民たちが知らないのは、時々ThornがCalebと入れ替わってCaptain Roseになっていることです。Bellaを助けたのは、Thornでした。助けた娘に馬を盗まれるという衝撃的な事件をThornは忘れてはいませんでしたが、娘の身元の手かがりもなく、きっと親元で無事にくらいしているだろうと思っていました。

三年後、Bellaは父亡きあと父よりも横暴な兄により厳しく制限された生活を送っていました。ところが
思いがけなくは曽祖母の遺産を相続して自分で屋敷を構えて生活できるだけの資産をもつことができました。ロンドンで暮らし始めた、Bellaは自分を誘拐した男と再会して自分が誘拐された理由を知り黒幕に復讐したいと考えるようになります。

The Secret Duke (Malloren World)

作者: Jo Beverley
出版社/メーカー: Signet
発売日: 2010/04/06
メディア: ペーパーバック

Bellaが、Captain Roseに復讐の手助けを頼んだことから、ThornとBellaの道が交錯し始めます。駆け落ち娘の汚名を着せられ結婚は諦めていたBellaは、Thornと行動を共にするうちにドンドン惹かれていきCaptain Roseが結婚したいと望んでくれたらと思うようになります。ThornもBellaとの結婚を考えるようになりますが、准男爵の娘のBellaでは、公爵夫人に必要な素養が十分でないのは明白です。誰よりも大切で愛しているBellaが、公爵夫人として相応しくないと社交界からつまはじきにされる危険を考えると一歩が踏み出せません。

評価：A ---

Jo Beverley のRakishシリーズの３作目です。Malloren関連作品の最後の作品。これで、この世界とお別れと思うと少し寂しくなります。シリーズが進むにつれて丸くなってきたRothgarですが、本作での出番は少なめ、でも終盤美味しいところを持っていったなぁ～と思います。（笑
Mallorenシリーズは個人的には二作目、三作目がイマイチでしたが、その他は平均以上に面白く楽しみました。

Rakishシリーズ一作目