SSブログ

His Christmas Cinderella [Historical]

1825年12月24日 ロンドン

Miss. Campion Parnell は、これまでの6週間 火曜日の午後にこの借りた部屋でLachlan Macmurrie, Earl of Ravenglass と会っていました。明日、叔母に領地に戻るように言われたため今日が最後の逢瀬になります。Campion は、両親が亡くなった後 poor relation(資産がなく親族の厄介になって暮らしていること)として不遇を囲っていて、叔母の指示に逆らうことはできません。

持参金も後ろ盾もない自分に Lachlan が求婚することはあり得ないので、今のように愛人としてお付き合いを続けるしかない、でも、そんな生活を選んだら一族の不名誉になってしまいます。

明日のクリスマスにロンドンを離れるのは良い機会、今日を最後に思い出を胸に抱いて生きていこう


A Grosvenor Square Christmas (English Edition)

A Grosvenor Square Christmas (English Edition)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: Kindle版


かなり前にフリーで入手したクリスマス短編集
His Christmas Cinderella の作者は Anna Campbell
10年ぶりくらいに読んで、あれ?こんなに読み易かったっけ?となって自分の成長がちょっと嬉しかったです。

Campion とは「マテンマの花」のこと、花言葉は「忘れそうにありません」 個性的な花に由来するそうです。タイトルから想像ができるように、貧しい娘が裕福な伯爵に見初められて結婚のシンデレラストーリーです。

終盤までヒロイン目線で語られヒーローの本心がわかりません。ロマンスだから安心して読めますが、ラブストーリーだとヒロインが捨てられる展開もあり得るだけに、ちょっと読んでいて苦しいかも

短編のため駆け足感は否めませんが、誰でも知っているシンデレラを下敷きにしたお話なのでたっぷり描き込んだら退屈する読者がいるかもと思います。

Lachlan はスコットランドの伯爵、仮面舞踏会で貧相な身なりの娘(Campion)に目を止めて、二人でしばしの時を過ごし彼女と結婚すると決心します。彼がヒロインのどこに惚れたのかは読めていないのか、書かれていないのか、ちょっと判りません(;^_^A

ただ、Campionの叔母といとこに自分が本気でCampionのことを考えていることが知られると、妨害されるに違いないと考えます。公の場ではヒロインに気が有ることを悟られないように振る舞っています。ベッドで頑張って口説いているので気持ち伝わっていると思い込んでいた....ちょっと残念な人

12月24日の逢瀬で求婚してLady Wintersonの有名なクリスマス舞踏会に一緒に出席しようと計画していたのですが、うっかり寝入ってしまった間にCampionが帰ってしまい不発に。

慌てて母親のLady Ravenglass に相談、彼女がFairly God MatherになってCampionは舞踏会へ!
タグ:christmas
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。