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The Last First Kiss [Historical]

1830年

Miss. Susannah Westforthは近所で一緒に遊んで育ったMr. Sebastian Beckettに恋しています。でも、彼は彼女のことを遊び友達の小さな妹分のSusieとしか思ってくれません。Sebastianがグランドツアー()に行く前に気持ちをうまく伝えられませんでした。

Sebastian に振り向いてもらうには、もう16歳なのだから彼と一緒に過ごしたいあまりにブリーチーズ(半ズボン)で男の子の様に一緒に遠乗りにいったり遊んだりしないこと。同世代の女の子が身に着けている社交界での女性らしいふるまいを身に着けるように と叔母にアドバイスされました。

3年後、Sebastianがグランドツアーから帰国、Lady Wintersonの有名なクリスマス舞踏会で社交界でSusannah と再会して

英国上流の若い男性が見識を深めるために、ヨーロッパ各地を旅すること、現地の社交界での人脈作りなどで長期滞在し数年を要することもある。もちろん実家の懐具合で行けなかったり、短期間のこともある。


A Grosvenor Square Christmas (English Edition)

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: Kindle版


かなり前にフリーで入手したクリスマス短編集
The Last First Kiss の作者は Kate Noble
幼馴染もの? いつの間に小さな女の子が女性なってドキッってお話

翻訳作品がありますが、残念ながら未読

伯爵の危険な賭け (マグノリアロマンス)

伯爵の危険な賭け (マグノリアロマンス)

  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2015/12/09
  • メディア: 文庫



幼馴染の再会ものとしてオーソドックスな展開ですが、そこに影のマッチメーカとなるLady Wintersonとその執事のPhilbertの存在がスパイスになっていました。この本の短編は全てLady Wintersonのクリスマス舞踏会(ストーリーごとに時代は違います)が舞台であり、彼女とPhilbertが密かにヒーロー、ヒロインの中を取り持つための、さりげない誘いがあります。

本作が最後のストーリー、最後の最後でこれまで阿吽の呼吸で若い二人の仲を取り持ってきたLady WintersonとPhilbertが恋人同士に!

Lady Wintersonは伯爵未亡人、貴族の未亡人が愛人をもつことは許容され、相手が使用人の場合は屋敷の中だけでのことにして公式の場に二人で出かけるなどしなければ問題ないとされる時代です。
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