Remember Me [Historical]
Stratton伯爵令嬢、Philippa Wareは、田舎の屋敷で社交的な父の伯爵と近所の人々や借地人たちを楽しませるイベントに手腕を振るう母、父が結婚前に設もうけたBenをはじめとする６人兄弟で伸び伸びと育ちました。年頃になったらロンドンで社交界デビューして素敵な人と出会って結婚する夢を抱いていました。
ところが、兄のDevlinが父親がロンドンから連れてきた愛人と密会している所を見つけて、人前でそれをなじってしまい以来、伯爵家はギクシャクし始めます。１年後、社交界デビューすることになっていたPhilippaはロンドンで社交界の面々の前に姿を現す勇気がもてず延期することに。
それから数年後、22歳になったPhilippaは母親と妹のStephanieとともにロンドンに滞在していました。母の親友の姪で公爵の孫娘のLady Jennyと親しくなります。
Duke of Wilby の後継ぎの Lucas Arden は、祖父の公爵の健康がすぐれないことから今年の社交シーズンの間に結婚することになりました。祖母の公爵夫人が選んだ花嫁候補の中から一緒に暮らしていかれそうなレディを選べば問題ないと公爵はかなりのイージーモードです。まだ、26歳なのにと思う一方、14歳の時に弟の出産で母を、その後すぐに不慮の事故で父を亡くし、自身に兄弟はなく、父にも兄弟がいないため近しい親族に後継ぎがいないため自分の義務を先延ばしできないことを承知しています。
Lucas は、伯母のお茶会で妹のJennyと親しく話す魅力的な女性に目を止めます。彼女に惹かれるものを感じますが、過去に因縁のあるStratton伯爵の娘Philippaと知って愕然とします。
Stratton伯爵の兄弟たちがH/HになるRavenswood seriesの２作目
前作Remember Loveは跡取りのDevilinがヒーローでした。本作に関係する１作目での出来事は全て本作の中での回想シーンや打ち明け話のシーンなどで改めて語られますので、この本から読んでも大丈夫と思います。
Westcott家シリーズで、先代Westcott伯爵の行状でバラバラになりかけた一族が再び平穏と幸せを取り戻す様子が描かれていると感じました。本作シリーズも先代Stratton伯爵の過去のやらかしがH/Hの人生に影を落とします。
Lucas は第１作で問題が起こった慈善バザーに来ていました。そこでPhilippaを見かけます。その時、あのStratton伯爵の娘！soiled goodsと言った声が予想外に大きくて彼女の耳に入ってしまったのでした。
Philippaはロンドンに行ったら社交界の人達に「あのStratton伯爵の娘」と蔑まされるのではと怖くなり、それが社交界デビューの遅れにつながったのでした。
Lucas が、14歳のとき両親の喧嘩を期せずして聞いてしまいます。11年ぶりに妊娠した母親に、その子の父親は誰かと詰め寄る父の姿にショックを受け、母親の浮気相手をStratton伯爵と知りますが、誰にもそのことを打ち明けることができず。現在まで心に秘めています。
その後、出産で母子ともに助からず亡くなってしまいます。待望の男の子と妻を亡くしたショックで無謀に馬を走らせた父親が落馬事故で亡くなったとLucas 以外の人達は信じています。
互いに会ったら苦しくなるため、なるべく合わないようにしようとするのですが、互いの母親同士が親友でJennyとPhilippaが友人に！ なにかと二人は顔を合わせる機会が増えていきます。そして、公爵夫人の花嫁候補リストの筆頭はPhilippa！
H/Hともに人間としては相手に好印象を持っているのですが、先代Stratton伯爵がやらかした事が元で結婚なんてあり得ないと考えています。
Lady Morgan Bedwynも同じ年に社交界デビューだけど、公爵はビューカッスル公爵のところとは会わなさそうなので縁組したくないと(;'∀') 小児麻痺？の後遺症で歩くことが困難、このまま一生公爵家で過ごす見込みのJennyの親しい友人Philippaが花嫁にふさわしいと強引にことを進めていきます。
大きな出来事はあまり起きず淡々と貴族社会のロンドンの社交シーズンの生活の日々、二人の仲が進んだり離れたりする様子が描かれる印象です。シミジミと心にしみる物語ではありますが、ドラマチックな恋愛や甘々なロマンスを期待するとちょっと寂しく感じると思います。
金髪碧眼ヒロイン＆赤毛ヒーロー
Lady Morgan Bedwynがヒロインになるのはベドウィンサーガ４作目
ところが、兄のDevlinが父親がロンドンから連れてきた愛人と密会している所を見つけて、人前でそれをなじってしまい以来、伯爵家はギクシャクし始めます。１年後、社交界デビューすることになっていたPhilippaはロンドンで社交界の面々の前に姿を現す勇気がもてず延期することに。
それから数年後、22歳になったPhilippaは母親と妹のStephanieとともにロンドンに滞在していました。母の親友の姪で公爵の孫娘のLady Jennyと親しくなります。
Duke of Wilby の後継ぎの Lucas Arden は、祖父の公爵の健康がすぐれないことから今年の社交シーズンの間に結婚することになりました。祖母の公爵夫人が選んだ花嫁候補の中から一緒に暮らしていかれそうなレディを選べば問題ないと公爵はかなりのイージーモードです。まだ、26歳なのにと思う一方、14歳の時に弟の出産で母を、その後すぐに不慮の事故で父を亡くし、自身に兄弟はなく、父にも兄弟がいないため近しい親族に後継ぎがいないため自分の義務を先延ばしできないことを承知しています。
Lucas は、伯母のお茶会で妹のJennyと親しく話す魅力的な女性に目を止めます。彼女に惹かれるものを感じますが、過去に因縁のあるStratton伯爵の娘Philippaと知って愕然とします。
- 作者: Balogh, Mary
- 出版社/メーカー: Piatkus
- 発売日: 2023/06/20
- メディア: Kindle版
Stratton伯爵の兄弟たちがH/HになるRavenswood seriesの２作目
前作Remember Loveは跡取りのDevilinがヒーローでした。本作に関係する１作目での出来事は全て本作の中での回想シーンや打ち明け話のシーンなどで改めて語られますので、この本から読んでも大丈夫と思います。
Westcott家シリーズで、先代Westcott伯爵の行状でバラバラになりかけた一族が再び平穏と幸せを取り戻す様子が描かれていると感じました。本作シリーズも先代Stratton伯爵の過去のやらかしがH/Hの人生に影を落とします。
Lucas は第１作で問題が起こった慈善バザーに来ていました。そこでPhilippaを見かけます。その時、あのStratton伯爵の娘！soiled goodsと言った声が予想外に大きくて彼女の耳に入ってしまったのでした。
Philippaはロンドンに行ったら社交界の人達に「あのStratton伯爵の娘」と蔑まされるのではと怖くなり、それが社交界デビューの遅れにつながったのでした。
Lucas が、14歳のとき両親の喧嘩を期せずして聞いてしまいます。11年ぶりに妊娠した母親に、その子の父親は誰かと詰め寄る父の姿にショックを受け、母親の浮気相手をStratton伯爵と知りますが、誰にもそのことを打ち明けることができず。現在まで心に秘めています。
その後、出産で母子ともに助からず亡くなってしまいます。待望の男の子と妻を亡くしたショックで無謀に馬を走らせた父親が落馬事故で亡くなったとLucas 以外の人達は信じています。
互いに会ったら苦しくなるため、なるべく合わないようにしようとするのですが、互いの母親同士が親友でJennyとPhilippaが友人に！ なにかと二人は顔を合わせる機会が増えていきます。そして、公爵夫人の花嫁候補リストの筆頭はPhilippa！
H/Hともに人間としては相手に好印象を持っているのですが、先代Stratton伯爵がやらかした事が元で結婚なんてあり得ないと考えています。
Lady Morgan Bedwynも同じ年に社交界デビューだけど、公爵はビューカッスル公爵のところとは会わなさそうなので縁組したくないと(;'∀') 小児麻痺？の後遺症で歩くことが困難、このまま一生公爵家で過ごす見込みのJennyの親しい友人Philippaが花嫁にふさわしいと強引にことを進めていきます。
大きな出来事はあまり起きず淡々と貴族社会のロンドンの社交シーズンの生活の日々、二人の仲が進んだり離れたりする様子が描かれる印象です。シミジミと心にしみる物語ではありますが、ドラマチックな恋愛や甘々なロマンスを期待するとちょっと寂しく感じると思います。
金髪碧眼ヒロイン＆赤毛ヒーロー
Lady Morgan Bedwynがヒロインになるのはベドウィンサーガ４作目
- 出版社/メーカー:
- メディア: ハードカバー
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