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The Case of the Peculiar Pink Fan [Mystery]

--- 出版社サイトより ---
ある日、エノーラは姉のように慕う令嬢セシリーと偶然に再会。しかし、お付きの女性に囲まれたセシリーとは話すことも許されない。そんな中、セシリーは何かを訴えようとエノーラに合図を寄越す。不穏な様子を感じたエノーラが調査を開始すると、彼女が政略結婚の危機にあることが判明。エノーラは、セシリーを救うため「花嫁身代わり」作戦を立てるが…!?兄シャーロックとともに華麗なる推理に挑戦。


The Case of the Peculiar Pink Fan: An Enola Holmes Mystery

The Case of the Peculiar Pink Fan: An Enola Holmes Mystery

  • 作者: Springer, Nancy
  • 出版社/メーカー: San Cai
  • 発売日: 2021/06/04
  • メディア: ペーパーバック


シャーロック・ホームズの年の離れた妹エノーラ14歳(本作の作者が捜索した人物)がヒロインのミステリー
翻訳はラノベ風の表紙でビックリ

エノーラ・ホームズの事件簿~令嬢の結婚 (小学館ルルル文庫 ス 1-4)

エノーラ・ホームズの事件簿~令嬢の結婚 (小学館ルルル文庫 ス 1-4)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/05/01
  • メディア: 文庫



セールでなんとなく購入したら、全6冊シリーズの4作目でした。
知らずに読んで、少し?なところがあって調べて気が付きましたが、単体で読んでも楽しめると教えていただけてよかったです。単体でも大丈夫!

シリーズを通して描かれるエノーラが行方不明になった母親の捜索をするストーリー
そして、各作品ごとに1つの事件を解決するという構成のようです。

本作では、2作目で誘拐されたセシリーと再会するものの、彼女は怖そうな中年の女性2人に連れられていて自由が無さそうな様子、しかもやつれた表情に気付きます。彼女からピンクの扇子をコッソリ渡されたエノーラは、セシリーの救出のために動き出します。

ピンクの扇子を手掛かりに、その出所、セシリーからの暗号が記されていることに気付いて解読! 少しずつ真相に迫っていく中、14歳にして居所を知らせずに一人暮らしをしているエノーラを心配するマイクロフトに連れ戻されそうになったり、セシリーの母親から、彼女の救出を依頼されたシャーロックと協力!することになったり と14歳の少女が頑張る姿をワクワクしながら読むミステリー

中学生くらいをターゲットに書かれた本かな?
ミステリー好きな人には謎解きは物足りないけと思います。
ガチのシャーロキアンにはどうだろ? 私はライトなファンなので、年の離れた妹を心配しつつ、彼女の能力を認めている姿を特に違和感なく読めました。

児童書ですが、ヴィクトリアンミステリーのため語彙はちょっと難しめ、文章はシンプルな方だと思います。

タグ:England
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