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Duke in Search of a Duchess [Historical]

四角四面で何事にも予定通りに事を勧めようとするAshford 公爵は、子供たちから再婚して欲しいと聞かされ仰天します。更に子供たちは自分達では相応しい公爵夫人を探せないから、隣に住む未亡人Mrs.Helena Courtlandに協力をお願いしたと言いだしAshford は何とも言えない気持ちになります。

早速、お節介で世話焼きで有名なHelena は未来の公爵夫人に相応しいレディのリストを手に公爵のタウンハウスに乗り込んできました。その日から日々の生活がスケジュール通りにならないことが増え公爵の日常は混乱し始めます


Duke in Search of a Duchess: Sweet Regency Romance (Regency Bon Bons Book 1) (English Edition)

Duke in Search of a Duchess: Sweet Regency Romance (Regency Bon Bons Book 1) (English Edition)

  • 作者: Ashley, Jennifer
  • 出版社/メーカー: JA / AG Publishing
  • 発売日: 2020/09/15
  • メディア: Kindle版


期間限定なのかな? たまたま、フリーだったのを見つけた60Pほどの短編です。

Helenaは結婚の2年後に事故で夫を亡くし、子供がいない20代後半の未亡人です。
夫が遺言で十分に生活して行かれる資産と、ロンドンにあるタウンハウスの終生使用権を残したため生活の心配もなく優雅な未亡人生活を過ごしています。

子供達から未来の公爵夫人候補者の選定を頼まれたら、即行でリストを手に公爵邸に乗り込んできたので、とんでもない女なのか?と感じました。しかし、後々の公爵の回想で公爵夫人が存命のころから家族ぐるみで付き合いがあり、20歳前に未亡人になってしまったHelenaによからぬ人間が近づいてこないように夫婦で見守ってきた関係であることがわかり、ちょっと安心

短編なので大方の予想通りの展開ですが、登場人物たちの会話が楽しく面白く読みました。

Helenaの亡き夫は遊び人で評判が芳しくない男で夫婦仲もあまりよくなかったと社交界では思われています。活動的で世話焼きな未亡人で夫のことなどなんとも思っていないという評判ですが、彼女は夫の死を悼み、悲しみを抱えて生きています。

Ashford は亡き公爵夫人とは政略結婚で恋愛感情はなかったものの、彼女の死を深く受け止めて悲しみを紛らわすかのように議会での活動に邁進しているのですが、本人は気が付いていません。

伴侶を失った喪失感ゆえに、新しい伴侶を求める気持ちになれなかった2人のお話。

Ashford公爵の親友Lord Guy Lovellのお話もあります。
短編集 A Midsummer Night's Romanceに収録のA Kiss for Luck
単体でも販売されています

A Kiss for Luck: Sweet Regency Romance (Regency Bon Bons Book 2) (English Edition)

A Kiss for Luck: Sweet Regency Romance (Regency Bon Bons Book 2) (English Edition)

  • 作者: Ashley, Jennifer
  • 出版社/メーカー: JA / AG Publishing
  • 発売日: 2021/11/02
  • メディア: Kindle版



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