To Seduce A Sinner [Historical]
Elizabeth Hoyt の The Legend of the Four Soldiers の2作目です。時代考証を無視した表紙で、内表紙を見てきゃ~なのは、1作目といっしょ(笑 Amazon.jpでは予約受付中でしたが、なぜか届きました。
1765年 5月 London
前作(To Taste Temptation)で、婚約者に振られてしまった Jasper Renshaw, Viscount Vale は、本作冒頭でも結婚式の直前に振られてしまいます。 前作で Melisande Flemming は、親友の Lady Emeline に、幼馴染の Jasper をよろしくと頼まれていました。逃げだしたJasper の花嫁は彼女の遠縁にあたるため、結婚式に来たところで 花嫁に逃げられ また一から花嫁探し&求婚活動を始めなければと 落ち込んでいた Jasper を見つけました。
Melisande Flemming は、18歳のときに愛して結婚も決まっていた男から、他に好きな人が出来たと別れを告げられました。それ以来、彼女は灰色の服をまとい男性に興味を示さずひっそりと暮らしてきました。数年前のある日、彼女は 親友 Emeline の幼馴染の Jasper に出会い 明るく数々の女性と浮名を流す彼と、戦友と思しき男性が戦争の悪夢で苦しむのをなだめながらも、自身もまた悪夢を抱えている孤独な一面を垣間見て 彼のことが好きになっていきました。
目の前で花嫁を欲しがっている Jasper に、私と結婚したらどう? と話しかけました。
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Jasper も 6年前に Spinner's Falls で起きた第28連隊がインデアンに待ち伏せされ壊滅させられた時、将校として参戦していました。インディアンの捕虜となった彼は、目の前で戦友や、親友が殺されたり傷つけられましたが、自身は無傷で 帰国し そのことに罪悪感を覚えています。このため、第28連隊の壊滅の陰に何者かの裏切りがあったのでは? と調査を進めています。
前作同様に、各章の冒頭には、Laughing Jack というおとぎ話が語られ本編とリンクしながら両方の話が進んでいきます。
便宜的に結婚した二人、何年も前から Jasper を愛していた Melisande と、彼女の存在にまったく気づいていなかった Jasper が次第に彼女に惹かれていく様子が丹念に描かれます。私の好みでは前作よりこちらの方が好みです。また、前作を読んでいなくても特に分かりにくいところは無いと思います。
評価:A
2011年12月 翻訳「道化師と内気な花嫁」が発売されました。
一作目はこちら
1765年 5月 London
前作(To Taste Temptation)で、婚約者に振られてしまった Jasper Renshaw, Viscount Vale は、本作冒頭でも結婚式の直前に振られてしまいます。 前作で Melisande Flemming は、親友の Lady Emeline に、幼馴染の Jasper をよろしくと頼まれていました。逃げだしたJasper の花嫁は彼女の遠縁にあたるため、結婚式に来たところで 花嫁に逃げられ また一から花嫁探し&求婚活動を始めなければと 落ち込んでいた Jasper を見つけました。
To Seduce A Sinner (The Legend of the Four Soldiers)
- 作者: Elizabeth Hoyt
- 出版社/メーカー: Forever
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: マスマーケット
Melisande Flemming は、18歳のときに愛して結婚も決まっていた男から、他に好きな人が出来たと別れを告げられました。それ以来、彼女は灰色の服をまとい男性に興味を示さずひっそりと暮らしてきました。数年前のある日、彼女は 親友 Emeline の幼馴染の Jasper に出会い 明るく数々の女性と浮名を流す彼と、戦友と思しき男性が戦争の悪夢で苦しむのをなだめながらも、自身もまた悪夢を抱えている孤独な一面を垣間見て 彼のことが好きになっていきました。
目の前で花嫁を欲しがっている Jasper に、私と結婚したらどう? と話しかけました。
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Jasper も 6年前に Spinner's Falls で起きた第28連隊がインデアンに待ち伏せされ壊滅させられた時、将校として参戦していました。インディアンの捕虜となった彼は、目の前で戦友や、親友が殺されたり傷つけられましたが、自身は無傷で 帰国し そのことに罪悪感を覚えています。このため、第28連隊の壊滅の陰に何者かの裏切りがあったのでは? と調査を進めています。
前作同様に、各章の冒頭には、Laughing Jack というおとぎ話が語られ本編とリンクしながら両方の話が進んでいきます。
便宜的に結婚した二人、何年も前から Jasper を愛していた Melisande と、彼女の存在にまったく気づいていなかった Jasper が次第に彼女に惹かれていく様子が丹念に描かれます。私の好みでは前作よりこちらの方が好みです。また、前作を読んでいなくても特に分かりにくいところは無いと思います。
評価:A
2011年12月 翻訳「道化師と内気な花嫁」が発売されました。
一作目はこちら
To Taste Temptation (The Legend of the Four Soldiers)
- 作者: Elizabeth Hoyt
- 出版社/メーカー: Forever
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: マスマーケット
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