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あけまして おめでとうございます [Historical]

昨年から、自分用備忘録として始めたこのBlogですが、見に来てくださる方もいらして 大変嬉しく思います。

さて、昨年一番印象に残った本は というと Joanna Bourne の The Spymaster's Lady です。

The Spymaster's Lady (The Spymaster Series)

The Spymaster's Lady (The Spymaster Series)

  • 作者: Joanna Bourne
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2008/01/02
  • メディア: マスマーケット

1802年 フランスの私設監獄 に、フランスの女スパイ Annique Villiers と
イングランドのスパイ Grey と Adrian が囚われていました。
Annique は、"the Albion plans"と呼ばれるナポレオンのイングランド侵攻作戦を
知っているとされ、その情報を入手したい秘密警察に捕らえられました。
Grey は、銃創を負ったAdrian とともに同じ牢に収監されており、Annique を
尋問する秘密警察の言葉から、"the Albion plans"の存在を知り入手しようと
決意します。

子供のころからスパイとしての訓練を受けた凄腕のAnnique は、拷問を受け
ボロボロの体ですが、何も無い牢屋からGrey と Adrianの2人を連れて見事に
脱出します。

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秘密警察に追われるAnnique は、 二人と一時休戦して行動をともにしますが、
何とかGrayを出し抜き逃げ出そうと知恵を絞ります。
フランスとイングランドの諜報戦を主軸にした良く練られたストーリーは、あっと
驚く展開もありとロマンスファンでなくても十分に楽しめると思います。

ロマンスに出てくるスパイのヒーローには、下半身で何でも判断するような
どう考えてもスパイ失格な男が多いのですが、本作のヒーローは最初から
最後まで冷静な判断力を持ち合わせていて「とても」有能です。

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はらはらドキドキ こんなロマンス読んだこと無いって 思いながら読みました。(100冊くらいしか読んでいないので、似た本を知っている人がいるかもしれませんけど.....) スピンオフの、My Lord and Spymaster を楽しみに取って有ります。

今年も面白い本との出会いがありますように。

翻訳はこちら

ドーバーの白い崖の彼方に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ボ 1-1 )

ドーバーの白い崖の彼方に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ボ 1-1 )

  • 作者: ジョアンナ・ボーン
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: 文庫


タグ:Regency [B]
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