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Father Christmas [Historical]

Leland Warrington, the Duke of Ware は、32歳ですでに二人の妻を亡くし子供はいません。
妻たちとの間に良い思い出のない Leland は再婚する気になれませんが後継ぎを儲ける義務があります。この件について親友と話をしているときに、戦死した従兄のTonyの未亡人が三歳になる双子の男の子を育てていることに気がつきます。Leland は、その未亡人 Graceanne に長男を公爵家の跡取りとして引き取りたいと手紙を書きます。

夫が戦死して後、実家の牧師館に身を寄せ気兼ねをしながら実家のメイド兼コック、日曜学校の先生をして忙しく暮らしています。息子たちのために子もりのメイドを雇うお金もなく、この先息子たちにふさわしい教育を受けさせるためには、どうしようと将来を憂えていました。 牧師である父親は自分の研究と教会のことしか考えない人間で、うるさい双子を公爵が引き取ってくれれば、もとの静かな生活に戻れるとばかりに Graceanne に子供を手放すように言います。
Father Christmas (Signet Regency Romance)

Father Christmas (Signet Regency Romance)

  • 作者: Barbara Metzger
  • 出版社/メーカー: Signet
  • 発売日: 2008/10/07
  • メディア: ペーパーバック


牧師館を訪れた Leland は、従兄の資産を相続したはずの Graceanne が実家で召使がわりに働き、双子に子もりも付けず、みすぼらしい身なりで暮らしていることに驚きます。自分のこれまでの女性との係り合いから、もしや亡夫の資産を ろくでもない男に貢いで無くしてしまったのでは? と疑います。

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評価:B

Barbara Metzger の本は初めてです。ちょっと昔の作家なのでしょうか?ほとんどの本が絶版になっています。この本は、昨年再版されたもののようです。

最初はヒロインを誤解していて、ちょっと親しくお付き合い(はっきり言うと男女の仲)なってもいいな、くらいの気持ちだった Leland は、Graceanne の亡夫の遺産にたいしての誤解も解けた後、次第に Graceanne に惹かれていきます。また、Graceanne も牧師の娘と公爵では身分違いと承知しており、自分の息子たちを我が子のようにかわいがる Leland に対する気持ちを抑えようとします。双子のために公爵邸に出入りするようになった Graceanne は、次第にその行動で召使や借地人たちの尊敬を勝ち得ていきます。

いい感じで二人の仲が進むのか というところになっても、ページは半分もありますので、このまま終わるわけもなく 軽はずみで自己中心的なGraceanne の妹 Prudence の行動から二人の間に誤解が生まれてしまいます。

ストーリーは予想とおりの展開で進みますので特に目新しくなく、Prudence (思慮分別という意味)がイヤ~な女ん子なので 好き嫌いが出ると思います。
タグ:[M] Regency
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