Victor/Victoria

1930年代 パリ
ソプラノ歌手のVictoriaは、Chez Lui のオーディションに落ちます。パリであてにしていた仕事が無くなったため所持金が底をつきなんとしても仕事が欲しかったのですが、仕方ありません。宿屋に帰ると主人に、宿代が払えないなら体で払え、そうしたら食事も出す と言われ、ついフラッときますが、ゴキブリを目にして我にかえります。

Chez Luiの歌手でゲイのToddyが、レストランで料理を次々と注文するVictoriaを見かけ声をかけます。怪訝な顔のVictoriaにオーディションを見ていたと言い、豪勢に食事しているが大丈夫か？ と尋ねます。もちろん、お金なんてないけど、ゴキブリなら持っているから大丈夫 と答えて、サラダに虫が入っていると難癖を付ける計画を話します。そして、実行しようとしたとき ゴキブリは意図したサラダではなく女性客の足へと… レストラン中大騒ぎになり、そのすきに二人は逃げ出します。

その後、Toddyの家に泊ったVictoria が、着るものが無いためToddy前の恋人の服を着たところ、Toddyにある考えがひらめきます。その考えとは、Victoriaをポーランドの伯爵だったがゲイのため勘当され女装歌手になったVictorとして売り出すことでした。この大ウソが見事に当たりVictoriaはとんとん拍子にスターダムを駆け上がります。

ビクター/ビクトリア [DVD]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
• メディア: DVD

評価：A

1982年のミュージカル コメディ映画、恋愛模様があって、happliy ever after で終わるのでロマンスと思ってます。主演はJulie Andrews 彼女が女装のゲイの歌手を演じるという設定だけでも面白い。Julieの歌唱力は文句のなく全曲とてもいいです。セリフも気の利いたものからベタなダジャレまで幅広く楽しめます。Victoriaの売り出しを思いついたゲイの歌手Toddy(Robert Preston)がいい味だしています。Victorに惚れてしまって葛藤するシカゴからきたgangsterのKing Marchand (James Garner) とその愛人で下品でワガママなNorma(Lesley Ann Warren)に、ボディーガードのSquashと個性的な登場人物ばかり、同性愛や下ネタについて寛容じゃない人には薦めませんが、気にしない人にとっては笑って楽しめる映画と思います。

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