His at Night [Historical]
The marquess of Vere は、チャーミングな男性ですが、言動がとってもおバカです。若いころの落馬事故で頭のねじが緩み切ってしまったのだろうと言われています。と言うのは、見せかけで Lord Vere のお仕事は政府の密偵です。愛すべきおバカを装うのも、相手の警戒心を緩めて情報を引き出すためです。また、忍び込んだ先で見つかっても、おバカを装っていれば怪しまれません。
そんな、Lord Vereの次の仕事は、偽ダイヤモンド事件 被疑者は、Mr. Edmund Douglas です。なんとかDouglasの家に入りこもうと画策の結果、Douglas の不在時に何日間か滞在できることになりました。
Miss. Elissande Douglasは孤児で伯父夫妻に育てられました、横暴な伯父は妻が病弱だからとの理由で、Elissandeとともに2人を屋敷に閉じ込めて、外出はおろか近所の者の訪問すら受けさせん。周囲には裕福で温厚で妻思いで通っている伯父の言動を疑う者はなく、Elissandeは結婚相手に出会う機会どころか同性の友人すらいません。
伯父が不在のある日、ハウスパーティ中のご近所の家でネズミが大繁殖したことから、ネズミ退治と屋敷の掃除がすむまで、招待客もろとも避難させて欲しいと頼まれました。伯父が在宅なら断る話しのため、Elissandeは迷いますが、独身の男性が多数いると聞いて、もしかしたらそのうちの一人と結婚できたらこの屋敷を離れられるかも、と思いつきます。
まんまと、Douglasの屋敷に滞在できることになったLord Vereは、自分の理想の女性そのもののElissandeに一目で惹かれます。また、ElissandeもLord Vereのハンサムな容姿に驚くとともに、こちらも一目ぼれ状態でしたが、それはLord Vereが口を開くまでの間でした。
評価:A
互いの理想の相手と巡り合ったのに、本当の自分を隠していることから幻滅しあってしまい上手くいきません。前半は、おバカでも侯爵なら横暴な伯父から自分と伯母を守れると考えたElissandeが、Lord Vereのおバカな話しに必死で笑顔を張り付けて応対するようす。これにたいし、なにがなんでも侯爵の自分を釣り上げようと必死のElissandeに腹を立てたLord Vereがいつにもましておバカな話を繰り広げる様子が楽しめます。
後半は、偽ダイヤモンド事件の謎解きも加わって すっかり引き込まれてしまいました。Sherry Thomas の本は初めてですが、お話の進め方がうまくてとても楽しめました。確かデビュー作とその次の本も買ってあるはずなので、そのうち読もうと思っています。
本作の関連作
その翻訳
デビュー作
デビューから二作目
デビューから三作目
そんな、Lord Vereの次の仕事は、偽ダイヤモンド事件 被疑者は、Mr. Edmund Douglas です。なんとかDouglasの家に入りこもうと画策の結果、Douglas の不在時に何日間か滞在できることになりました。
Miss. Elissande Douglasは孤児で伯父夫妻に育てられました、横暴な伯父は妻が病弱だからとの理由で、Elissandeとともに2人を屋敷に閉じ込めて、外出はおろか近所の者の訪問すら受けさせん。周囲には裕福で温厚で妻思いで通っている伯父の言動を疑う者はなく、Elissandeは結婚相手に出会う機会どころか同性の友人すらいません。
伯父が不在のある日、ハウスパーティ中のご近所の家でネズミが大繁殖したことから、ネズミ退治と屋敷の掃除がすむまで、招待客もろとも避難させて欲しいと頼まれました。伯父が在宅なら断る話しのため、Elissandeは迷いますが、独身の男性が多数いると聞いて、もしかしたらそのうちの一人と結婚できたらこの屋敷を離れられるかも、と思いつきます。
まんまと、Douglasの屋敷に滞在できることになったLord Vereは、自分の理想の女性そのもののElissandeに一目で惹かれます。また、ElissandeもLord Vereのハンサムな容姿に驚くとともに、こちらも一目ぼれ状態でしたが、それはLord Vereが口を開くまでの間でした。
評価:A
互いの理想の相手と巡り合ったのに、本当の自分を隠していることから幻滅しあってしまい上手くいきません。前半は、おバカでも侯爵なら横暴な伯父から自分と伯母を守れると考えたElissandeが、Lord Vereのおバカな話しに必死で笑顔を張り付けて応対するようす。これにたいし、なにがなんでも侯爵の自分を釣り上げようと必死のElissandeに腹を立てたLord Vereがいつにもましておバカな話を繰り広げる様子が楽しめます。
後半は、偽ダイヤモンド事件の謎解きも加わって すっかり引き込まれてしまいました。Sherry Thomas の本は初めてですが、お話の進め方がうまくてとても楽しめました。確かデビュー作とその次の本も買ってあるはずなので、そのうち読もうと思っています。
本作の関連作
The Luckiest Lady In London: London Book 1 (English Edition)
- 作者: Thomas, Sherry
- 出版社/メーカー: Headline Eternal
- 発売日: 2013/11/05
- メディア: Kindle版
その翻訳
デビュー作
デビューから二作目
デビューから三作目
灼けつく愛のめざめ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: シェリー・トマス
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2011/04/21
- メディア: 文庫
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