Lady Maggie's Secret Scandal [Historical]
Maggie こと Miss. Magdalene Windham は、Duke of Moreland と courtesan の Cecily O’Donnell との間に生まれ、父親に養女として引きとられ他の公爵家の子女と一緒に育ちました。社交界にデビューしたMaggieは、Lady Maggieと呼ばれ求婚者も少なくありませんでしたが、すべて断り30歳になる現在も未婚のままです。
ある日、大切なものを入れておいたreticule(手提げ袋)が無くなったことに気付いたMaggieは、その捜索をMr. Benjamin Hazlit に依頼しました。Hazlitは、Maggieの妹Lady Sophie の夫 Baron Sindal の異父兄弟で、Maggieの兄たちも、物事の調査や捜索を依頼しています。これまでのHazlitの仕事ぶりから信用できるとMaggieは考えたのです。
Hazlitの本名は、Benjamin Braithwaite Holloway Portmaine, Earl of Hazelton ですが、妹達に起きた過去の問題のため自分と妹たちの関係を世間に気づかれないようにと公にはしていません。後継ぎは従兄弟のArcherのみで、Archerも未婚であることから結婚を考え始めまたころ、依頼を通じてMaggieと知り合い、次第にMaggieと結婚しようと考えるようになります。
評価:B
Maggieの手提げ袋探しが中心のお話かと思って読み進めたのですが、問題の手提げ袋はあっさり見つかって肩透かしされたように感じました。手提げ袋の捜索を通じてMaggieとBenが互いをよく知りあい惹かれあっていく過程が描かれます。Maggieがなんらかの秘密を抱えてこのため家庭を持つ夢も諦めていることが最初から描かれますが、その原因についてハッキリとするのは中盤を過ぎてからと少々長くかかってように思います。翻訳だともっと早く読めるので気にならないのかもしれませんが、私の英語の読書速度ではちょっとかったるかったです。中盤を過ぎて話が動き出してからは俄然面白くなり一気読みでした。
Maggieは秘密を抱えこみそれを実の父親の公爵にも他の兄弟にも相談せずに一人で解決しようとして深みにはまっています。この点を、意固地と感じるか自分の母方の家族に関わることから父方の家族には打ち明けられなかったと理解できるかで、お話の評価が変わってくると思います。
本作は、Grace Burrowes のThe Duke's Daughtersの二作目です。
一作目は本作のMaggieの妹SophieとHazlitの異父兄弟でイクメンのVimのお話
関連作 Duke's Obsession 前三作はこちら ヒーローはMaggieの弟達
一作目 本作のヒーロー Hazlit(ハズリット)はわき役で登場
The Heir の翻訳はこちら
二作目
三作目は、好みに合わず投げ本に
ある日、大切なものを入れておいたreticule(手提げ袋)が無くなったことに気付いたMaggieは、その捜索をMr. Benjamin Hazlit に依頼しました。Hazlitは、Maggieの妹Lady Sophie の夫 Baron Sindal の異父兄弟で、Maggieの兄たちも、物事の調査や捜索を依頼しています。これまでのHazlitの仕事ぶりから信用できるとMaggieは考えたのです。
Hazlitの本名は、Benjamin Braithwaite Holloway Portmaine, Earl of Hazelton ですが、妹達に起きた過去の問題のため自分と妹たちの関係を世間に気づかれないようにと公にはしていません。後継ぎは従兄弟のArcherのみで、Archerも未婚であることから結婚を考え始めまたころ、依頼を通じてMaggieと知り合い、次第にMaggieと結婚しようと考えるようになります。
評価:B
Maggieの手提げ袋探しが中心のお話かと思って読み進めたのですが、問題の手提げ袋はあっさり見つかって肩透かしされたように感じました。手提げ袋の捜索を通じてMaggieとBenが互いをよく知りあい惹かれあっていく過程が描かれます。Maggieがなんらかの秘密を抱えてこのため家庭を持つ夢も諦めていることが最初から描かれますが、その原因についてハッキリとするのは中盤を過ぎてからと少々長くかかってように思います。翻訳だともっと早く読めるので気にならないのかもしれませんが、私の英語の読書速度ではちょっとかったるかったです。中盤を過ぎて話が動き出してからは俄然面白くなり一気読みでした。
Maggieは秘密を抱えこみそれを実の父親の公爵にも他の兄弟にも相談せずに一人で解決しようとして深みにはまっています。この点を、意固地と感じるか自分の母方の家族に関わることから父方の家族には打ち明けられなかったと理解できるかで、お話の評価が変わってくると思います。
本作は、Grace Burrowes のThe Duke's Daughtersの二作目です。
一作目は本作のMaggieの妹SophieとHazlitの異父兄弟でイクメンのVimのお話
関連作 Duke's Obsession 前三作はこちら ヒーローはMaggieの弟達
一作目 本作のヒーロー Hazlit(ハズリット)はわき役で登場
The Heir の翻訳はこちら
二作目
三作目は、好みに合わず投げ本に
コメント 0