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A Counterfeit Betrothal [Historical]

19歳の伯爵令嬢Lady Sophia Bryant は、結婚するつもりはありません。彼女の願いは両親が14年前から別居している両親が関係を修復して一緒に暮らすことです。もし、彼女が婚約したら両親そろって結婚の準備のために過ごすことになり、これがきっかけで二人は一緒に暮らし始めるかもしれないと考えました。

公爵の末息子Lord Francis Suttonは、Sophia とは幼馴染でいつも2人は喧嘩ばかりしています。Francis がSophia の思いを聞いたときに、自分と偽の婚約を発表してSophia の両親が上手く行ったら、Sophia の方から婚約を破棄すれば問題ないと持ちかけます。


A Counterfeit Betrothal/The Notorious Rake

A Counterfeit Betrothal/The Notorious Rake

  • 出版社/メーカー: Dell
  • 発売日: 2013/04/30
  • メディア: Kindle版


こうして始まった二人の婚約ですが、結婚式は一ヶ月後と早々に決まり、スゴイ勢いで結婚の準備が進みはじめます。それに比べSophiaの両親の関係が修復されている様子はなく、このままでは結婚式までにはどうにもならないのでは? といった状況です。

この本のH/Hは、SophiaとFrancisというよりSophiaの両親のMarcusとOliviaだと思います。19歳の娘がいると言っても、Marcus 40歳、Olivia 36歳 でまだまだ若く、二人の別居のきっかけになった出来事は14年前なのでそれぞれ26歳と21歳、危機を乗り越えたり相手の過ちを許したりすることが難しい年齢だろうな。と想像しながら読みました。

Mary Baloghの古い作品を2冊一緒に再版したもので、もう一冊はThe Notorious Rakeです。最近の作品に比べると痛い設定ですが、登場人物の心情が丹念に描かれており、Baloghのファンなら楽しめると思います。
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