An Unlikely Countess [Historical]
1765年 Yorkshire
Mr. Catesby Burgoyne は伯爵家の次男ですが家族とはうまくいいっておらず、現伯爵の兄と大げんかしてムシャクシャして屋敷を飛び出します。お酒を飲んで宿に戻ろうとする道すがら、若い女性がごろつき達に襲われそうになっている現場に行きあい彼女を助けます。
Miss. Prudence Yougrave は、紳士宅の司書をしていた父親が失業したのち心労から亡くなってから生活はどんどん困窮していきました。母とともに弟が十分な教育を受けキチンとした職に付けるように爪に火をともすような生活(労働者階級の貧しい人が暮らす長屋で売れるものは何でも売ってお金に替えるなど)をして暮らしてきました。なんとか弟が弁護士になったころに母親は亡くなってしまいます。
それでも、これからはもっと良い生活ができると弟に期待して待ってたPrudenceですが、弟から結婚するので仕送りを減らすと連絡がきて絶望のドン底に突き落とされます。破れかぶれな気持ちになったPrudence は夜間一人で外に出てごろつきに襲われていたのでした。
苦しい生活をしているPrudenceをなんとかしてあげたいと思うCateですが、彼も次男坊で自由になるお金はまったくありません。彼女のことを案じつつもロンドンに向かい、資産家の令嬢と結婚を考えます。そんなとき、兄が急死してCateが伯爵になるとの連絡が来て実家に向かうことになります。
実家に帰っても居心地が悪く、また伯爵としての仕事も何もわからない状態です。それでも頑張るCateですが、母親に早く結婚しろとせっつかれ、息苦しさのあまりしばらく屋敷を離れることにします。そして、ずーっと心に欠けていたPrudenceはどうしているだろうかと尋ねてみることにしました。
Prudenceは弟の家で暮らしていましたが、義妹とその父親の早々にPrudenceを厄介ばらいしたい思惑とPrudence自身の同じ階級なそこそこ資産のある男性と結婚したいという気持ちから子持ちの寡と婚約します。婚約した後で、粗暴でとんでもない男であることが判りますが、どうすることもできず結婚式の日になってしまいます。
結婚式の日に以前危ういところを救ってきた男性Cateが助けてくれましたが、その結果彼と結婚しなければならなくなってしまいます。Prudenceは彼が酒飲みでけんかっ早く貧乏だけれど、正義感のある信用できる人であると感じてCateについていく決心をします。(まさかお金持ちの伯爵とは露ほども思わない)
Cateは、母親が用意した花嫁候補よりPrudenceの方がずーっと好ましく思ってますが、彼女が伯爵夫人として上手くやっていけるかが心配でなかなか自分が伯爵であると彼女に言いだせなくなってしまいます。
シンデレラ物語のその後がメインのお話です、慣れない伯爵と伯爵夫人の勤めに二人がどうやってなじんでいくのか現実的に細かく描かれます。ロマンス度は低めで前半のヒロインの気の毒な境遇のお話が長いため、読むのが辛いと感じる方がいるかもしれません。(私は最後はハッピーエンドと知っているから読めた)
Malloren シリーズと同じ時代設定なので、このシリーズの登場人物が一人だけ登場します。でも、これまでのシリーズのお話とは関係がないため、この本から読んでも問題ないと思います。
Dare to Kiss に出ているPerry Perriamも、Cateの親友ということで本作に出ています。
Malloren 一作目
Malloren 二作目
Malloren 三作目
Malloren 四作目
Malloren 五作目
こっちもMalloren から派生したお話
Rakishシリーズ一作目
二作目
三作目
Mr. Catesby Burgoyne は伯爵家の次男ですが家族とはうまくいいっておらず、現伯爵の兄と大げんかしてムシャクシャして屋敷を飛び出します。お酒を飲んで宿に戻ろうとする道すがら、若い女性がごろつき達に襲われそうになっている現場に行きあい彼女を助けます。
Miss. Prudence Yougrave は、紳士宅の司書をしていた父親が失業したのち心労から亡くなってから生活はどんどん困窮していきました。母とともに弟が十分な教育を受けキチンとした職に付けるように爪に火をともすような生活(労働者階級の貧しい人が暮らす長屋で売れるものは何でも売ってお金に替えるなど)をして暮らしてきました。なんとか弟が弁護士になったころに母親は亡くなってしまいます。
それでも、これからはもっと良い生活ができると弟に期待して待ってたPrudenceですが、弟から結婚するので仕送りを減らすと連絡がきて絶望のドン底に突き落とされます。破れかぶれな気持ちになったPrudence は夜間一人で外に出てごろつきに襲われていたのでした。
AN Unlikely Countess: A Novel of the Malloren World
- 作者: Jo Beverley
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: マスマーケット
苦しい生活をしているPrudenceをなんとかしてあげたいと思うCateですが、彼も次男坊で自由になるお金はまったくありません。彼女のことを案じつつもロンドンに向かい、資産家の令嬢と結婚を考えます。そんなとき、兄が急死してCateが伯爵になるとの連絡が来て実家に向かうことになります。
実家に帰っても居心地が悪く、また伯爵としての仕事も何もわからない状態です。それでも頑張るCateですが、母親に早く結婚しろとせっつかれ、息苦しさのあまりしばらく屋敷を離れることにします。そして、ずーっと心に欠けていたPrudenceはどうしているだろうかと尋ねてみることにしました。
Prudenceは弟の家で暮らしていましたが、義妹とその父親の早々にPrudenceを厄介ばらいしたい思惑とPrudence自身の同じ階級なそこそこ資産のある男性と結婚したいという気持ちから子持ちの寡と婚約します。婚約した後で、粗暴でとんでもない男であることが判りますが、どうすることもできず結婚式の日になってしまいます。
結婚式の日に以前危ういところを救ってきた男性Cateが助けてくれましたが、その結果彼と結婚しなければならなくなってしまいます。Prudenceは彼が酒飲みでけんかっ早く貧乏だけれど、正義感のある信用できる人であると感じてCateについていく決心をします。(まさかお金持ちの伯爵とは露ほども思わない)
Cateは、母親が用意した花嫁候補よりPrudenceの方がずーっと好ましく思ってますが、彼女が伯爵夫人として上手くやっていけるかが心配でなかなか自分が伯爵であると彼女に言いだせなくなってしまいます。
シンデレラ物語のその後がメインのお話です、慣れない伯爵と伯爵夫人の勤めに二人がどうやってなじんでいくのか現実的に細かく描かれます。ロマンス度は低めで前半のヒロインの気の毒な境遇のお話が長いため、読むのが辛いと感じる方がいるかもしれません。(私は最後はハッピーエンドと知っているから読めた)
Malloren シリーズと同じ時代設定なので、このシリーズの登場人物が一人だけ登場します。でも、これまでのシリーズのお話とは関係がないため、この本から読んでも問題ないと思います。
Dare to Kiss に出ているPerry Perriamも、Cateの親友ということで本作に出ています。
Malloren 一作目
Malloren 二作目
Malloren 三作目
Malloren 四作目
Malloren 五作目
こっちもMalloren から派生したお話
A Most Unsuitable Man (Signet Historical Romance)
- 作者: Jo Beverley
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: ペーパーバック
Rakishシリーズ一作目
二作目
三作目
The Secret Duke (Malloren World)
- 作者: Jo Beverley
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2010/04/06
- メディア: ペーパーバック
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