A Princely Dilemma：Hisa's book review：SSブログ

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A Princely Dilemma　[Historical] [編集]

--- 出版社サイトより ---
裕福な家柄を見込まれ、セヴァーン公爵に嫁いだリネットは、目の前の美しすぎる旦那様を見てため息を吐いた。まるでギリシアの神のようだわ。わたしが旦那様の半分でも美しかったら…。冴えないわたしとの結婚は、お金のためだけ愛なき結婚とわかっている。けれど、リネットは目の前のいる誰よりも素適で高貴な旦那様に愛されたいと願う毎日を送っていた。そんな時、偶然リネットが聞いた旦那様の言葉はあまりに残酷すぎた。「父親が勧めた政略結婚など最悪だ！」

邦題は「悩める公爵」

A Princely Dilemma

出版社/メーカー: Harlequin Historical
発売日: 2011/04/01
メディア: Kindle版

裕福な商人とフランスの侯爵令嬢が駆け落ちして生まれたヒロイン
両親を亡くした後、フランス革命を逃れてイギリスに来た祖母の
侯爵夫人を頼り、その肝いりで社交界デビュー

父親の作った莫大な負債のために多額の持参金を持った花嫁を探していた
ヒーローに目を付けて話をまとめます。
お金のためと正直に話すヒーローに好感をもったヒロインは愛されたいと願い
ヒロインは一般的な平凡な容姿かもしれないけれど自分にはとても可愛く見えて
愛しいと思っているヒーロー

時の皇太子がお見合い用肖像画詐欺で風呂ギライで臭い花嫁なんか嫌だ―と
だだをこねるのをなんとか説得して政略結婚を成功させるべく
奔走するヒーロー　

その中で出てしまった「父親が勧めた政略結婚など最悪だ！」

ヒロインを傷つけてしまった不用意な発言を後悔し
挽回すべく頑張るヒーローが頼もしい♪

短編なのであっさり話が終わってしまいますが
お金から始まった結婚でも互いが思いやりをもって歩み寄れば
幸せになれる　がテーマでしょうか？

なかなか面白かったです。

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