Just One of Those Flings [Historical]
最近、Candice Hern の Merry Widows シリーズの第一作目 In the Thrill of the Night が「戯れの恋におちて」というタイトルで翻訳されました。自分が読んで面白かった本が翻訳されると 嬉しいものです。この本はこのシリーズ二作目で、一作目を読まなくても大丈夫ですが読んでおいた方が楽しめます。
London, spring 1813
Beatrice 36歳 (Lady Somerfield)は、姪の chaperon として忙しく過ごしています。
とある仮面舞踏会で出会った見知らぬ男性に強烈に引かれ、誘われるままに熱いひと時を過ごします。もともと真面目な Beatrice は、われに返ると このままこの男と関係を続けるわけには行かない と思い名前を告げずに逃げるように立ち去ります。
Gabriel(the Marquess of Thayne) は、30歳までに結婚すると両親と約束しましたが、インドから帰国して直ぐに出席した 仮面舞踏会で出会ったアルテミスの仮装をした魅力的な名前も知らない女性が忘れられません。
それでも、両親との約束のため、あちこちの舞踏会に顔をだすうち姪の chaperon として出席している Beatrice の大人の魅力に惹かれていきます。本当は、Beatrice が目当てな Gabriel ですが、美人で評判の Beatrice の姪が彼の花嫁候補ととして噂されるようになってしまいます。
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評価:B
公爵家の跡取りが、36歳の女性を選ぶというのがちょっと現実離れしているかなぁ と感じました。ここにこだわると楽しめないので、あまり気にせずに楽しんでよみました。こういうディテールに拘りがある人は避けたほうが良いと思います。
Merry Widows とは、若くして未亡人となった5人の Lady が チャリティー目的で結成したグループです。まあ、そこは比較的自由に行動できる未亡人の集まり、たまには Gentleman とお付き合いするのも良いわよね。いい人ができたら、お互いいろいろ報告しあいましょうね。 といった話もでてきます。
この中の2人 Wilhelina, Duchess of Hertford と Pelnelope, Lady Gosforth は自由に恋愛を楽しんでいますが、このシリーズのヒロインとなる3人は、夫が亡くなった後、恋愛せずにすごしてきました。この3人が再婚するまでのお話です。
Wilhelina, Duchess of Hertford のお話は、短編として昨年出版されていています。
備考:
この時代の未亡人は、大っぴらにしなければ 恋愛を楽しんでも 特別に非難されることはありません。
<特徴>
・ヒロインは若い乙女じゃないと.... と思う人は避けたほうが良いでしょう。
・語数が比較的少な目です。
・3作目は、2作目の途中のシーンから始まります。2作目を先に読むことをお奨めします。
・Sex and the City のリージェンシー版と考えれば、そう遠くないでしょう。
・そんなに意外性のある展開ではないため、ロマンスを読み慣れた人だと先が読めてしまうかもしれません。
一作目
翻訳はこちら
Wilhelina, Duchess of Hertford のお話はこの本に収録
London, spring 1813
Beatrice 36歳 (Lady Somerfield)は、姪の chaperon として忙しく過ごしています。
とある仮面舞踏会で出会った見知らぬ男性に強烈に引かれ、誘われるままに熱いひと時を過ごします。もともと真面目な Beatrice は、われに返ると このままこの男と関係を続けるわけには行かない と思い名前を告げずに逃げるように立ち去ります。
Just One of Those Flings (Signet Eclipse)
- 作者: Candice Hern
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: ペーパーバック
Gabriel(the Marquess of Thayne) は、30歳までに結婚すると両親と約束しましたが、インドから帰国して直ぐに出席した 仮面舞踏会で出会ったアルテミスの仮装をした魅力的な名前も知らない女性が忘れられません。
それでも、両親との約束のため、あちこちの舞踏会に顔をだすうち姪の chaperon として出席している Beatrice の大人の魅力に惹かれていきます。本当は、Beatrice が目当てな Gabriel ですが、美人で評判の Beatrice の姪が彼の花嫁候補ととして噂されるようになってしまいます。
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評価:B
公爵家の跡取りが、36歳の女性を選ぶというのがちょっと現実離れしているかなぁ と感じました。ここにこだわると楽しめないので、あまり気にせずに楽しんでよみました。こういうディテールに拘りがある人は避けたほうが良いと思います。
Merry Widows とは、若くして未亡人となった5人の Lady が チャリティー目的で結成したグループです。まあ、そこは比較的自由に行動できる未亡人の集まり、たまには Gentleman とお付き合いするのも良いわよね。いい人ができたら、お互いいろいろ報告しあいましょうね。 といった話もでてきます。
この中の2人 Wilhelina, Duchess of Hertford と Pelnelope, Lady Gosforth は自由に恋愛を楽しんでいますが、このシリーズのヒロインとなる3人は、夫が亡くなった後、恋愛せずにすごしてきました。この3人が再婚するまでのお話です。
Wilhelina, Duchess of Hertford のお話は、短編として昨年出版されていています。
備考:
この時代の未亡人は、大っぴらにしなければ 恋愛を楽しんでも 特別に非難されることはありません。
<特徴>
・ヒロインは若い乙女じゃないと.... と思う人は避けたほうが良いでしょう。
・語数が比較的少な目です。
・3作目は、2作目の途中のシーンから始まります。2作目を先に読むことをお奨めします。
・Sex and the City のリージェンシー版と考えれば、そう遠くないでしょう。
・そんなに意外性のある展開ではないため、ロマンスを読み慣れた人だと先が読めてしまうかもしれません。
一作目
In the Thrill of the Night (Merry Widows)
- 作者: Candice Hern
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: ペーパーバック
翻訳はこちら
戯れの恋におちて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ハ 8-1 )
- 作者: キャンディス・ハーン
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 文庫
Wilhelina, Duchess of Hertford のお話はこの本に収録
めぐり逢う四季(きせつ) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: ステファニー・ローレンス
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2009/10/20
- メディア: 文庫
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