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Unveiled [Historical]

the Duke of Parfordは若いころに熱愛していた愛人と結婚しますが、しかし両親の反対にあい、その妻を追い出してしまいます。 (このとき、極秘に結婚したのだからと離婚手続きをしていないようです)

その後、しかるべき家柄の令嬢と結婚(重婚のため無効)し Margaretとその兄弟達が生まれます。ところが公爵の結婚歴を暴きだします。 Margaretとその兄弟達は私生児、公爵夫人は愛人として社交界から扱われるようになります。Margaretは婚約者に捨てられ相続財産の相続権も亡くなってしまいます。(私生児には一切の相続権がないため)

この件によって公爵家の跡取りなったMr. Ash Turnerが、屋敷に到着します。
Unveiled (Hqn)

Unveiled (Hqn)

  • 作者: Courtney Milan
  • 出版社/メーカー: HQN Books
  • 発売日: 2011/01/25
  • メディア: マスマーケット

Ashは14歳のときに母親(自分資産をすべて貧しい人に配ってしまい一家が生活できなくなっても平然としているなど精神的におかしいようです)が重病の妹の治療費を出さないため、徒歩で12マイル歩いて遠縁のthe Duke of Parfordに支援を求めすげなく断られます。このため、妹は亡くなってしまいます。その後、Ashはインドに行きひと財産を築いて戻ってきます。

Margaret は、Mr. Ash Turnerがどんな人物かみて彼の不利になることを兄弟に報告するために屋敷に残り、私生児のMiss Margaret Lowell としてAshに会います。

評価:A
ヒロインが身元を偽ってヒーローに接するうちに、好きになってしまうというプロットです。このタイプの話では、ヒロインの嘘が知れた時にヒーローがヒロインを責めることが多いのですが、AshはMargaret側の事情を察し彼女を責めることがありません。これだけで、ポイントが高くなってます。(笑

というのは、Ashは識字障害で読み書きがほとんどできません。その代り人を見極める目がしっかりしており、信用のおける人間と判断した人と付き合い、取引をすることで事業を拡大してきました。自身でも人を見る目に誤りはないと信じており、Margaretの本質を見抜いていると自信をもっているためと思います。

ほとんどが田舎の領地の屋敷のシーンのため華やかな社交界の様子は少なめで地味な感じがします。Ashには弟が二人いて、今後は弟たちのお話が書かれるようです。

Milanの翻訳作品「不埒な贈り物」はこれに収録

クリスマス・オブ・ラブ―十九世紀の愛の誓い (MIRA文庫)

クリスマス・オブ・ラブ―十九世紀の愛の誓い (MIRA文庫)

  • 作者: メアリ バログ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 文庫


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