At Last Comes Love [Historical]
Meg, Miss Margaret Huxtable は、まだ 10代のころに近所に住む准男爵の長男Crispin Dew と密かに結婚の約束をしていました。軍に志願したCrispinに結婚して一緒に行こうと言われたとき、両親を亡くしたMegは父親との約束「弟妹を立派に育てる」があるため一緒には行かれないけど、ここでずっとCrispinを待っていると約束します。
ところが出征したCrispinは、Megに何の連絡もせずスペインで現地の女性と結婚してしまいます。傷心のMegは、Stevenが成人するまでしっかりとMerton伯爵家の家政をとりしきるのが自分の勤めと思い いくつかある求婚の申し込みも断っています。
ところが、妻を亡くしたCrispinが娘をつれて帰国したとの知らせを聞いてから心が穏やかではありません。自分を裏切って勝手にスペイン女性と結婚したCrispinがずうずうしくも本当に愛していて結婚したかったのは君だけだ と言だしたことから、Megは、実は秘密にしているけれど婚約者がいる と勢いのあまり嘘をついてしまいます。
今年も結婚の申し込みをしてくると期待していた男性に婚約者を紹介されてしまいあてが外れたMegはショックを受けます。ショックも覚めやららぬうちにCrispinが近づいてくるのに気付いたMegは、急いで部屋を出ようとしたところ遅れて到着した男性とぶつかってしまいます。
その男性 Duncan Pennethorne, Earl of Sheringfordは、25歳の時自分の結婚式の日に自分の花嫁の義姉のLauraと駆け落ちするという大きなスキャンダルを起こします。Lauraの夫が離婚を承知しないため、DuncanはLauraを連れて外国を転々として暮らしていましたが、最近Lauraが亡くなったことから帰国しました。祖父の侯爵にに呼び出され、あと二週間のうちに結婚しないと唯一の収入源である自分の地所を従兄弟に譲り渡たすと言い渡されます。どうしても収入を維持したいDuncanはアルコールの助けを借りて、渋々 舞踏会に花嫁を見つけにやってきたのでした。
舞踏会の入り口でぶつかってきた美しい女性を抱きとめたDuncanは、おもわず「私とダンスして、そして結婚してくれないだろうか？」と口走ってしまいます。
常に模範的な行動の優等生のMegは、本来なら正式に紹介されていない、しかもアルコールの臭いのする男性とダンスなどしないのですが承知します。Earl of Sheringfordという名前が記憶に引っかかるものを感じますが、何かのスキャンダルに絡む話だろうは思ってもあまり注意を払いませんでした。ダンスの後、Earl of Sheringfordと話しているところにCrispinが現れ、危険な男性から助け出すかのような態度を取ることにカチンときたMegは、「まだ、公にしていないけれどEarl of Sheringfordは私の婚約者なの」と更に嘘を重ねてしまします。
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評価：A
Huxtablesの三作目、長女のMegがヒロインです。これまで、弟妹たちをしっかり育ててきたMegのことを、真面目で面白みのない女性なのかな と思っていました。ところが、家族への責任感からしっかり者として生きてきただけで、本質は違ったのですね。
結構頑固で、言うべきことは歯に衣を着せずにズバッと言うところなどとても気持ちがいいです。また、初恋の君を理想化するあまり、実はくだらない男性だった ことを認められないヒロインが少なくないのですが、Megはかなり早い時点でCrispinの本質を見抜きばっさりと切り捨てます。
一方、Duncanは自分のしたことの責任を自覚し自己弁護は一切しません。また、Megに対して、何事にも正直に接します。Megは男性として好きになる前に、人間としてDuncanのことを尊敬するようになります。Duncanの駆け落ちにはそれなりの正当な理由があり、読者は納得することができます。その一つはLauraが長年DVを受けていたことです。もう一つは、Duncanが駆け落ちに至るにはそこまでの理由が必要なのだと思いますが、もっと嫌な話で提案者がDuncanの元婚約者と言う点からも読んでいて気分が悪くなりました。 その点を除くとこのシリーズの中では一番よかったです。
一作目 Megのすぐ下の妹Vanessaのお話
二作目 Megの一番下の妹Kateのお話。
ところが出征したCrispinは、Megに何の連絡もせずスペインで現地の女性と結婚してしまいます。傷心のMegは、Stevenが成人するまでしっかりとMerton伯爵家の家政をとりしきるのが自分の勤めと思い いくつかある求婚の申し込みも断っています。
ところが、妻を亡くしたCrispinが娘をつれて帰国したとの知らせを聞いてから心が穏やかではありません。自分を裏切って勝手にスペイン女性と結婚したCrispinがずうずうしくも本当に愛していて結婚したかったのは君だけだ と言だしたことから、Megは、実は秘密にしているけれど婚約者がいる と勢いのあまり嘘をついてしまいます。
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Dell
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: マスマーケット
今年も結婚の申し込みをしてくると期待していた男性に婚約者を紹介されてしまいあてが外れたMegはショックを受けます。ショックも覚めやららぬうちにCrispinが近づいてくるのに気付いたMegは、急いで部屋を出ようとしたところ遅れて到着した男性とぶつかってしまいます。
その男性 Duncan Pennethorne, Earl of Sheringfordは、25歳の時自分の結婚式の日に自分の花嫁の義姉のLauraと駆け落ちするという大きなスキャンダルを起こします。Lauraの夫が離婚を承知しないため、DuncanはLauraを連れて外国を転々として暮らしていましたが、最近Lauraが亡くなったことから帰国しました。祖父の侯爵にに呼び出され、あと二週間のうちに結婚しないと唯一の収入源である自分の地所を従兄弟に譲り渡たすと言い渡されます。どうしても収入を維持したいDuncanはアルコールの助けを借りて、渋々 舞踏会に花嫁を見つけにやってきたのでした。
舞踏会の入り口でぶつかってきた美しい女性を抱きとめたDuncanは、おもわず「私とダンスして、そして結婚してくれないだろうか？」と口走ってしまいます。
常に模範的な行動の優等生のMegは、本来なら正式に紹介されていない、しかもアルコールの臭いのする男性とダンスなどしないのですが承知します。Earl of Sheringfordという名前が記憶に引っかかるものを感じますが、何かのスキャンダルに絡む話だろうは思ってもあまり注意を払いませんでした。ダンスの後、Earl of Sheringfordと話しているところにCrispinが現れ、危険な男性から助け出すかのような態度を取ることにカチンときたMegは、「まだ、公にしていないけれどEarl of Sheringfordは私の婚約者なの」と更に嘘を重ねてしまします。
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評価：A
Huxtablesの三作目、長女のMegがヒロインです。これまで、弟妹たちをしっかり育ててきたMegのことを、真面目で面白みのない女性なのかな と思っていました。ところが、家族への責任感からしっかり者として生きてきただけで、本質は違ったのですね。
結構頑固で、言うべきことは歯に衣を着せずにズバッと言うところなどとても気持ちがいいです。また、初恋の君を理想化するあまり、実はくだらない男性だった ことを認められないヒロインが少なくないのですが、Megはかなり早い時点でCrispinの本質を見抜きばっさりと切り捨てます。
一方、Duncanは自分のしたことの責任を自覚し自己弁護は一切しません。また、Megに対して、何事にも正直に接します。Megは男性として好きになる前に、人間としてDuncanのことを尊敬するようになります。Duncanの駆け落ちにはそれなりの正当な理由があり、読者は納得することができます。その一つはLauraが長年DVを受けていたことです。もう一つは、Duncanが駆け落ちに至るにはそこまでの理由が必要なのだと思いますが、もっと嫌な話で提案者がDuncanの元婚約者と言う点からも読んでいて気分が悪くなりました。 その点を除くとこのシリーズの中では一番よかったです。
一作目 Megのすぐ下の妹Vanessaのお話
First Comes Marriage (Huxtable)
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Dell
- 発売日: 2009/02/24
- メディア: マスマーケット
二作目 Megの一番下の妹Kateのお話。
Then Comes Seduction (Huxtable)
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Dell
- 発売日: 2009/03/24
- メディア: マスマーケット
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