The Treasure Hunt

Miss. Constance Manning は、20歳になる誕生日を楽しみにしています。というのは、幼馴染で親友の Sidney Hayes が彼女に結婚の申し込みをして20歳を祝うパーティの席で婚約発表をする予定になっているからです。

Jonathan Hayes, Viscount Whitley は、４年ぶりに帰郷したところ弟の Sidney から Constance が今年の夏に自分が結婚を申し込むと期待しているが、自分は彼女と結婚する気持ちになれない。ついては、今からブライトンに行くので彼女にそのことを伝えて欲しい　と頼まれ頭を抱えます。

Second Chances (English Edition)

• 作者: Balogh, Mary
• 出版社/メーカー: Class Ebook Editions, Ltd.
• 発売日: 2019/02/05
• メディア: Kindle版

80Pに満たない短編ですから、大方の予想通りに物事が進みますが、さすがバログ心理描写で読ませてくれます。意外な展開にワクワクドキドキを期待しているときに読むとガッカリです。

実は、Jonathan は４年前からConstance のことが好きでした。でも、弟のSidneyとConstanceはあまりに仲が良く自分が入り込む余地はないと考えています。とことがConstance の16歳の誕生日に思いがけず二人になった時に、思わずキスしようとして彼女に避けられます。

この時、彼は25歳くらいなので、現代の感覚ではアウトですね(;^_^A
この時代では真剣交際（絶対結婚すると男性が決めていて女性もOKと思っている）ならOKです。

Constance は、この時Jonathan と居ると　Sidneyと一緒の時とは違うなんだかわからないけれど胸がドキドキする不思議な気持ちを恐れてキスをさけてしまったのです。やっぱり気楽に何でも話せるSidneyのことを愛しているんだわーと　第三者からすれば盛大な勘違いをしてしまいます。

Jonathan は、Constance にどうしても弟からの伝言を伝えることができません。弟の代りに彼女を楽しませるため奮闘しつつ、いつSidneyが帰ってくるのかなぁ　と待ち遠しそうな彼女の顔を見ては罪悪感がこみ上げてきます。

2人で過ごす時間が長くなるにつれ、Constance が自分がSidneyに対して抱いている感情が何であるか、自分にとってJonathan がどのような人なのかに気が付いていきます。

Sidneyはちょっと先に友情と、男女の恋愛の違いに気が付いて結婚を思いとどまった。
それなら、本人に直接話すべきですよねぇ、兄さんに頼むなんてお子ちゃまです　...　22歳なのに

赤毛ヒロインです！