Only Beloved [Historical]
George, the Duke of Stanbrook は、一人息子を戦争で亡くし、続けて息子の後を追って妻が自殺し家族をすべて失ってしまいす。その後、戦争で体や心に傷を負った士官やその妻の回復のために自宅を開放し、医師を招いて治療やリハビリを提供するようになりました。
一人、また一人と回復して、それぞれが幸せな家庭を築いていく様子に満足しているGeorgeですが、家族もなくたった一人で大きな屋敷に暮らすことに寂しさを感じていました。再婚を考えたGeorgeの心に浮かんだのは、Vincent, Viscount Darleighの屋敷を訪れた際に出会った、Miss. Dora Debbinsでした。
Miss. Dora Debbinsの社交界デビューの直前に母親が家を出て両親は離婚してしまいます。当時、5歳だった妹のAgnesの面倒をみるためDoraは社交界デビューしませんでした。Agnes が結婚したのち、父親が再婚したことから自宅にいることができなくなり、音楽の教師として自活しています。Viscount Darleighに楽器を教えていることから、the Duke of Stanbrookと出会い 心が通じるものを感じますが、身分も違うこともあり再会することもないと考えていました。
ところが、突然訪問してきたthe Duke of Stanbrookから求婚されます。
Only Enchantingで、いい雰囲気だったDoraとGeorgeのお話でSurvivor's Clubの最終話です。
Doraは准男爵の娘なので、ちょっと身分差が大きいかな?別の話で公爵夫人には通例伯爵家以上の令嬢と書いてあったような.....また、Georgeの前妻は伯爵夫人の連れ子でした。
Georgeの息子が出征して戦死とあったので50代? と思っていたのですが、17歳くらいで結婚してすぐに息子が誕生しているので40代前半くらいでした。Doraは36歳くらいだったかな? 年回りはいい感じです。子供がいない公爵の再婚で問題になるのは後継ぎですが、Georgeは跡取りがしっかりした人物なので子供は必須ではないし、余生?を心が通じ合う女性と暮らしたいと考えてDoraを望みました。
本シリーズの最初から、一人息子を戦争で亡くした公爵!!!
なんで戦地に行かせたんだよ~ と思ていたのですが本作でその理由が明らかになります。
Georgeとその息子にとっては悲劇としか言いようがない理由でした。
Doraも父親の心無い一言によって、出奔するしかない立場に追いやられてしまった母親の立場を理解しようとは思うものの、わだかまりを抱えています。
二人が抱えている悩みや苦しみを、互いに支え合って乗り越えていく様子が描かれます。
Doraの妹Agnesのお話 Only Enchantingを読んでいたほうが話が分かりやすいと思います。
Hugo Emes, Lord Trentham のお話
ヒロインのグエンは「忘れえぬ夏を捧げて」のヒロイン ローレンの従妹
Vincent, Viscount Darleighのお話
Sir Benedict Harperのお話
Flavian Arnott, Viscount Ponsonbyのお話
Ralph Stockwood, Earl of Berwickのお話
Imogen, Lady Barclayのお話
一人、また一人と回復して、それぞれが幸せな家庭を築いていく様子に満足しているGeorgeですが、家族もなくたった一人で大きな屋敷に暮らすことに寂しさを感じていました。再婚を考えたGeorgeの心に浮かんだのは、Vincent, Viscount Darleighの屋敷を訪れた際に出会った、Miss. Dora Debbinsでした。
Miss. Dora Debbinsの社交界デビューの直前に母親が家を出て両親は離婚してしまいます。当時、5歳だった妹のAgnesの面倒をみるためDoraは社交界デビューしませんでした。Agnes が結婚したのち、父親が再婚したことから自宅にいることができなくなり、音楽の教師として自活しています。Viscount Darleighに楽器を教えていることから、the Duke of Stanbrookと出会い 心が通じるものを感じますが、身分も違うこともあり再会することもないと考えていました。
ところが、突然訪問してきたthe Duke of Stanbrookから求婚されます。
Only Beloved (A Survivors' Club Novel)
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2016/05/03
- メディア: マスマーケット
Only Enchantingで、いい雰囲気だったDoraとGeorgeのお話でSurvivor's Clubの最終話です。
Doraは准男爵の娘なので、ちょっと身分差が大きいかな?別の話で公爵夫人には通例伯爵家以上の令嬢と書いてあったような.....また、Georgeの前妻は伯爵夫人の連れ子でした。
Georgeの息子が出征して戦死とあったので50代? と思っていたのですが、17歳くらいで結婚してすぐに息子が誕生しているので40代前半くらいでした。Doraは36歳くらいだったかな? 年回りはいい感じです。子供がいない公爵の再婚で問題になるのは後継ぎですが、Georgeは跡取りがしっかりした人物なので子供は必須ではないし、余生?を心が通じ合う女性と暮らしたいと考えてDoraを望みました。
本シリーズの最初から、一人息子を戦争で亡くした公爵!!!
なんで戦地に行かせたんだよ~ と思ていたのですが本作でその理由が明らかになります。
Georgeとその息子にとっては悲劇としか言いようがない理由でした。
Doraも父親の心無い一言によって、出奔するしかない立場に追いやられてしまった母親の立場を理解しようとは思うものの、わだかまりを抱えています。
二人が抱えている悩みや苦しみを、互いに支え合って乗り越えていく様子が描かれます。
Doraの妹Agnesのお話 Only Enchantingを読んでいたほうが話が分かりやすいと思います。
Hugo Emes, Lord Trentham のお話
ヒロインのグエンは「忘れえぬ夏を捧げて」のヒロイン ローレンの従妹
Vincent, Viscount Darleighのお話
Sir Benedict Harperのお話
Flavian Arnott, Viscount Ponsonbyのお話
Only Enchanting: A Survivors' Club Novel (Survivor's Club)
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2014/10/28
- メディア: Kindle版
Ralph Stockwood, Earl of Berwickのお話
Only a Promise: A Survivors' Club Novel (Survivor's Club)
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2015/06/09
- メディア: Kindle版
Imogen, Lady Barclayのお話
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