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Nothing But Trouble [Contemporary]

5年間、元NFLのクウォーターバックWade Carter 38歳のPAとして働いてきたCC(Cecilia Morgan) 32歳は、そろそろ転職を考え彼に申し出ようとしていました。ところがWadeの父親がペースメーカーの手術を受けることになり、Wadeは今年の夏は出身地コロラドの田舎町で過ごしながら自叙伝を執筆することを決め、CCを帯同することになりました。

Wadeの両親の住む町は若い女性は進学や職を求めて町を出ると戻ってこないためアラフォーの独身男性と高齢者夫妻が多くメインストリートに空き店舗が目立つ停滞した雰囲気でした。パワフルなWadeの母親は、町を活性化するために都会から若い女性を呼び込むプロジェクトを企画し、CCは次第にそれに巻き込まれていきます。


Nothing But Trouble (Credence, Colorado Book 1) (English Edition)

Nothing But Trouble (Credence, Colorado Book 1) (English Edition)

  • 作者: Andrews, Amy
  • 出版社/メーカー: Entangled: Amara
  • 発売日: 2019/04/30
  • メディア: Kindle版


フリーだったので、なんとなく購入
NFL物?と予想していたのですが、ヒーローは引退済みでNFLはあまり関係なかった...
コロラド州の田舎町を舞台にしたロマンスで、多分この先のシリーズではWadeの友人の独身男性達がヒーローとなりそうです。

WadeとCCはバディのような関係で互いを異性として意識していませんでした、ところがWadeの田舎の屋敷(南北戦争時代のマンションを模した建築、スカーレットやレットが出てきそうな代物でコロラドには全然似合わない)で一緒に暮らすうちに互いを意識するようになっていきます。

また、町を挙げて企画した都会の独身女性対象のツアー向けイベントの運営に尽力するCCは次第に町の人たちに溶け込んでいきます。ツアー参加者のうち数人が移住してきて空き店舗で商売を始めたり在宅ワークをとなったので彼女たちがシリーズのヒロインになるのかも?

Wadeの兄のWyattは内気なこともあって39歳になっても女性とお付き合いしたことがないのがコンプレックス。ツアー参加者のJenny(15歳も年下!)と良い雰囲気になっても、一歩が踏みだせません。ジレジレの恋愛がサイドストーリー

Wadeは若いころに付き合った彼女にタブロイド紙にWadeのプライベート写真を売られて以来、女性不信。数回デートするだけの関係の女性が過去にたくさんいて、PAのCCは彼女達が不正にWadeに接触しないための対応もしてた!(ここで、ヒーローをダメ男と見捨てる読者もいるかも)

CCは、5人の兄がいる末っ子。両親の中が上手くいかなくなった時に、赤ちゃんが生まれたら昔みたいに幸せな家族に戻れるのでは? という理由で生まれたものの、CCが小さいころに父親は女を作って出奔!
その経緯を彼女自身が知っていて(かわいそうすぎる ( ノД`)シクシク… )父との間に良い思い出は皆無、これとWadeが次々に女性と付き合うことが原因で極度の男性不信に

あと、雇用者と被雇用者の関係のうちに恋愛関係になるのは米国ではNGなのだと思います。このため互いのことをボス、部下としてしか考えない習慣が出来てます。

「風と共に去りぬ」や「シャーロットの贈り物」を読者が知っている前提で、これらが元ネタになっている会話や描写がでてきました。

ヒーローが習慣的に食べているのはNardsというキャンディ?なのかな? 食べ方読んでいるとフリスクをしばしば食べている人と似た感じでしたが...
ヒロインが常習的に飲んでいるのがレッドブルですが、カフェイン中毒気味なのかな?

タグ:NFL america
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