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The Duke of Shadows [Historical]

May 1857年 Delhi India ----- Emma(Emmaline Martin)は、婚約者の元へ向かう途中乗っていた船が難破して両親を失ない一人生き残りました。自分が生き残ったことにたいしての罪の意識に苦しんでいます。また、子供のころに親に決められた婚約者が彼女がこれまで思っていたのとは異なる人であることに気付き結婚について考え始めます。

Julian Sinclair, the Marquess of Holdensmoor は、とあるパーティーで庭に佇む女性に目を留めます。退屈そうな彼女は、ワインについて不満を言っています。彼女の様子から病気から回復したばかりなのだろうか? と思います。彼女に声をかけ話をしていると、彼女の婚約者 Marcus Lindley が、現れて強引に会話を打ち切らせて彼女に「あの男に近づかないように」と警告しました。

Julian Sinclair は、Marcus の遠縁にあたり イングランドの公爵家のyounger son と インド人とイングランド人の混血の女性の間に生まれました。跡継ぎが順に死亡したため公爵家の跡継ぎthe Marquess of Holdensmoor になりました。 混血であるために、イングランドからもインドからも完全な同胞と思われない という苦労を背負っています。


The Duke of Shadows

The Duke of Shadows

  • 作者: Meredith Duran
  • 出版社/メーカー: Pocket Star
  • 発売日: 2008/03/25
  • メディア: マスマーケット


評価: B

セポイの乱が間近に迫ったインドのイングランド社会を舞台にお話が展開していきます。インドの地名、人名が少々読みづらく感じます。また、インドの地理に明るい方が各都市の位置関係がわかって読みやすいでしょう。戦闘シーンがあるため、少々血なまぐさいところがあります。
お話は二部構成になっていて、第二部は3年後のロンドンになります。ロンドンに場面が移ってからは、インドの時の話に比べるとドキドキ感が薄くなってしまったのが残念です。

2010/01/08 に翻訳が出版されました。

愛は陽炎のごとく(ライムブックス)

愛は陽炎のごとく(ライムブックス)

  • 作者: メレディス・デュラン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2010/01/08
  • メディア: 文庫


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