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Addicted to Love [Contemporary]

Racheal Henderson は、結婚式の祭壇の前で花婿に結婚取りやめを宣言されました。Valentine で生まれ育ちロマンティックはことが大好きな彼女は、夢に描いてきた結婚式が中止になったことに大ショックを受け、ウエディングドレス姿のまま車を飛ばして故郷に帰ってきます。町のはずれで "Welcome to Valentine, Texas, Romance Capital of the USA" の看板をみた Racheal は。全ての元凶はコレだとばかりに 黒いペンキで看板を塗りつぶしにかかりました。

市長 Kelvin から自分が設置した看板が落書きされていると通報を受けた保安官の Brody Crlton は、その現場に向かっていました。イラクに従軍した Brody は片足を失い、それが元で元々あまりうまくいっていなかった妻と離婚しました。現在は高性能義足をつけ、子どものころに暮らした Txsas の Valentine に戻ってきて保安官をしています。Valentine は、Romance Capital が売りの町で、町中は大よそ人がロマンティックと考えるもので満ちています。(パーキングメーターがハート型とか、ハート型の人造湖などなど....)
Addicted to Love (Wedding Veil Wishes)

Addicted to Love (Wedding Veil Wishes)

  • 作者: Lori Wilde
  • 出版社/メーカー: Forever
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: マスマーケット


現場についた Brody は、看板に上って落書きをしているのが、子供のころに隣どおしで仲良しだった Racheal と気づきました。なんとかしろと息巻いている Kelvin に急かされた Brody は、はしごをかけて Racheal を強制的に看板から下ろすことにしました。義足が大丈夫かな、と気遣いつつはしごを登りなんとか Racheal を説得して下りあと少しというところで二人とも地面へまっさかさま。自分の体の上に乗っかった Racheal の感触に、もうあのころの女の子ではないことをはっきりと感じました。

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評価:B

Lori Wilde の Wedding Veil Wishes という4冊のシリーズ(持っていると幸せな結婚が出来るというベールを持ったヒロインが順に結婚しているという流れらしい)の三冊目のようです。取り合えずコレまでの2作は読んでいませんが、別にわからないところはありませんでした。

2009/10/11 追記 ----
本シリーズの1作目 There Goes the Bride が「奪い去られた花嫁」というタイトルで翻訳されているのに気がつきました。もしかするとシリーズが順番に翻訳されるかもしれませんね。
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冒頭はそのベールを身につけていたのにぃ と頭に血が上った Racheal のトンでも行動です。エキセントリックなヒロインかと思ったら、そうでもなく 夢見がちな白馬の王子様を待っているようなフツーの女性でした。自分の失敗を元にロマンスに縛られている人向けのグループを始めたり、自分の両親の結婚が破綻しかけていることに心を痛めたり、間近に迫った市長選挙で、ロマンスを売りに町の振興を図る現職とロマンス以外のことに目を向けるべきと主張するう新人の選挙戦などが絡みストーリーが進みます。

基本は、子供のころに互いに淡い思いを抱いていけど、思いが伝わらなかった二人が少しずつ親しくなっていきます。ただ、イラクで足を失ったことが元で妻に去られたヒーローが、ヒロインに対してちょっと頑なな感じたする点は、人によってイマイチと感じるかもしれません。バーゲンで¥400でジャケ買いした本ですが思いのほか楽しめました。
一作目の翻訳
奪い去られた花嫁 (フローラブックス)

奪い去られた花嫁 (フローラブックス)

  • 作者: ローリ ワイルド
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2008/06/02
  • メディア: 文庫


タグ:american [W]
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