Married by Morning [Historical]
Miss. Catherin Marks は、数年間にわたり Ramsay 子爵家の governess を務め、今は末娘のBeatrix の companion をしています。眼鏡をかけてひっつめ髪の彼女はお世辞にも魅力的とは言い難く実際の年齢よりも老けてみえます。また、誰に対しても媚びることの無い物言いは、特に 当主の Leo Hathaway, Viscount Ramsay に対してはひときわ鋭くなるのでした。
Leoは、ある日に庭で Marks と 妹 Poppy の夫 Harry Ratledge が親しげに話しているのを目撃します。その後、Marks に Harry との関係を質した Leoは、あれこれ言いあううち感情が高ぶりMarksを抱きしめてキスしてしまいます。
Leo は猩紅熱であっというまに心から愛していた婚約者を亡くしたことから自暴自棄になっていた数年前に思いがけなく爵位を継ぎますが、ロンドンで遊んでばかりの生活でした。当然、社交界では文句なしの放蕩者 と呼ばれています。最近、先代のViscount Ramsayの遺志と過去のRamsay子爵領の所有の経緯が明らかになったところ、新築した屋敷 Ramsay House の所有権は、先代の未亡人とその娘にあることが判明しました。但し書きによると、Leoが爵位を継いで5年のうちに男子をもうけた場合はLeoのものになります。一生結婚しないと豪語していたLeoに、姉妹たちは花嫁候補を上げ始めます。一人ずつ難癖を付けて却下していったLeoは最後に「それだったら、道で初めてであった女性と結婚する。それより Marksと結婚した方がいいかもしれない」と言いだし、周囲を絶句させました。
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評価:B
Lisa Kleypas の Hathawayシリーズの4作目です。2作目までは翻訳されていますので、読まれた方も多いとお思います。本作のヒロイン Marks は、2作目から登場して、いずれはLeoのお相手としてヒロインになるのだろう と読者に期待させてきたキャラクターです。
満を持して といった感じで読んだためか、正直期待ほどではなかったです。Marksが「ツンデレ」&「メガネっ娘」 (地味で目立たないgovernessが誰もが振り向く美人に変身) そして、ヒロインのBig secretというのが、あまり好みでなかったからかも。Big secretも後ろまで引っ張らないで、中盤前あたりでヒーローの知るところとなるのは良かったです。(秘密を抱えたヒロインがおどおどしっぱなしとか 秘密のために嘘を塗り重ね というのは好みじゃないので)
巻を重ねるごとに自堕落な生活から回復を見せたLeoはしっかりヒーローになって、良く立ち直ったね と母親のような目線で見ちゃいました。(笑 自らの過去のせいで将来が無いとか、自分はまっとうな人間ではないと思う Marksの気持ちと汲んで少しずつ解きほぐしていくところは、なかなか良かったです。
3作目を読んだ人は気付くと思いますが、Marks と Harryが親しげに話すシーンは、3作目の2/3当たりのものです。ここで明らかになる事実がネタばれしますので、3作目より前に4作目を読まない方が良いです。Amazon.jp のレビューではネタばれしているものがありますので、ネタばれNGな方は気を付けてください。
2012.5
「純白の朝はきらめいて」として、翻訳されました。
一作目
二作目
二作目と三作目の間のお話 Webにて入手
A Hathaway Wedding
三作目
Leoは、ある日に庭で Marks と 妹 Poppy の夫 Harry Ratledge が親しげに話しているのを目撃します。その後、Marks に Harry との関係を質した Leoは、あれこれ言いあううち感情が高ぶりMarksを抱きしめてキスしてしまいます。
Married by Morning (Hathaways)
- 作者: Lisa Kleypas
- 出版社/メーカー: St Martins Mass Market Paper
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: マスマーケット
Leo は猩紅熱であっというまに心から愛していた婚約者を亡くしたことから自暴自棄になっていた数年前に思いがけなく爵位を継ぎますが、ロンドンで遊んでばかりの生活でした。当然、社交界では文句なしの放蕩者 と呼ばれています。最近、先代のViscount Ramsayの遺志と過去のRamsay子爵領の所有の経緯が明らかになったところ、新築した屋敷 Ramsay House の所有権は、先代の未亡人とその娘にあることが判明しました。但し書きによると、Leoが爵位を継いで5年のうちに男子をもうけた場合はLeoのものになります。一生結婚しないと豪語していたLeoに、姉妹たちは花嫁候補を上げ始めます。一人ずつ難癖を付けて却下していったLeoは最後に「それだったら、道で初めてであった女性と結婚する。それより Marksと結婚した方がいいかもしれない」と言いだし、周囲を絶句させました。
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評価:B
Lisa Kleypas の Hathawayシリーズの4作目です。2作目までは翻訳されていますので、読まれた方も多いとお思います。本作のヒロイン Marks は、2作目から登場して、いずれはLeoのお相手としてヒロインになるのだろう と読者に期待させてきたキャラクターです。
満を持して といった感じで読んだためか、正直期待ほどではなかったです。Marksが「ツンデレ」&「メガネっ娘」 (地味で目立たないgovernessが誰もが振り向く美人に変身) そして、ヒロインのBig secretというのが、あまり好みでなかったからかも。Big secretも後ろまで引っ張らないで、中盤前あたりでヒーローの知るところとなるのは良かったです。(秘密を抱えたヒロインがおどおどしっぱなしとか 秘密のために嘘を塗り重ね というのは好みじゃないので)
巻を重ねるごとに自堕落な生活から回復を見せたLeoはしっかりヒーローになって、良く立ち直ったね と母親のような目線で見ちゃいました。(笑 自らの過去のせいで将来が無いとか、自分はまっとうな人間ではないと思う Marksの気持ちと汲んで少しずつ解きほぐしていくところは、なかなか良かったです。
3作目を読んだ人は気付くと思いますが、Marks と Harryが親しげに話すシーンは、3作目の2/3当たりのものです。ここで明らかになる事実がネタばれしますので、3作目より前に4作目を読まない方が良いです。Amazon.jp のレビューではネタばれしているものがありますので、ネタばれNGな方は気を付けてください。
2012.5
「純白の朝はきらめいて」として、翻訳されました。
一作目
二作目
Seduce Me at Sunrise (The Hathaways)
- 作者: Lisa Kleypas
- 出版社/メーカー: St Martins Mass Market Paper
- 発売日: 2008/09/30
- メディア: マスマーケット
二作目と三作目の間のお話 Webにて入手
A Hathaway Wedding
三作目
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