Secrets of the Night [Historical]
Rosa こと Lady Rosamunde Overton は16歳の時に父親ほども年の離れた Sir Digbey Overton と結婚し現在は24歳です。結婚前には、Digby のことを友人として愛しているから夫としても愛せると考えた Rosaですが、結婚後すぐに夫としては愛せないことに気付き少しだけ後悔の気持ちがあります。でも、従姉のDiana, Countess Arradale(Diana は未婚ですが Arradale は女子相続が可能な領地のため、Arradale女伯爵と呼ばれる) と起こした馬車の事故で顔に醜い傷跡が残った自分に居場所を与えて大切にしてくれる Digby とその領民のために尽くしていこうと考えています。
そんなある日、後継ぎにとDigbyが期待していた甥のWilliam が死亡し、信用のおけないもう一人の甥Edwardが後継ぎになってしまいます。Edwardが領主になってしまったら領民や屋敷の使用人たちが苦労することになると考えた Digbyは、にわかに自分の子供もうけようとしますが、年齢なのか健康問題なのか、夫婦生活ができなくなっていました。困ったDigbyに「Rosieはまだ若いのだから、どこかで若い人と付き合ったらいいと思う。その結果、神様が良きに計らってくれる」と言われ、気が進まないながら、RosaはLady Arradale とともに仮面舞踏会に向かいます。
親族と夫以外の男性と接したことのない Rosa が簡単に知り合ったばかりの男性と関係を持つことはできず。何の成果もなく帰る道すがら意識不明で荒野に倒れていた男性を見つけます。その男性は、the Marqueis of Rothgar の弟のLord Brand Malloren でした。Brand は、見知らぬ部屋で目を覚まし看病してくれる変な仮面を付けた女性から、意識不明で荒野の中に倒れていたと教えられます。その女性は Brand に命を救ったお礼に、子供が欲しいのだけど、年寄りの夫では難しいので協力してほしいと頼んできました。それに顔を見られたくないので仮面は外さないと言われて少々引き気味ですが、断ることもできず Rosa の計画を手助けすることになります。
それだけの関係と割り切って始めた二人ですが、次第に本気で相手のことが好きになってしまいます。
評価：B
Jo Beverley の Malloren シリーズの４作目、１作目は My Lady Notorious (邦題：仮面に秘めた涙) です。本作のヒーロー Brand は、Cyn の兄で農業に興味を持ち 兄 Lord Rothgar の領地の管理をしています。Rosa も夫の地所で家畜の交配に熱意を燃やしています。互いに興味の対象が同じこともあって急速に惹かれあい、Brand は罪深いことと思いつつも駆け落ちしようとまで思いつめます。また、子供が欲しいだけ と考えていた Rosa も Brand に惹かれたことで夫への罪悪感に苦しみます。二人で新しい生活ができたらどんなに幸せだろうと思っても、夫と領民のために自分がなすべきことを最優先に考える Rosa は、Brand に別れを告げます。
別れといっても身元を知られたくないRosaはDiana と共謀して Brand に一服盛って人気のない小屋に放置するという荒っぽいやり方をとります。一族への攻撃に対して徹底的に抗戦する Lord Rothgar を上手く巻いたかに見えたRosaとDianaですが、彼の疑念を 完全に払拭することはできませんでした。
とても面白かったのですが、この時代では離婚はあり得ないため、いつかこの 人の良い Digby は死んじゃうんだよなぁ と思いつつ読んだ点がマイナスです。 次の Devilish が最終作で、ヒーローは Lord Rothgar 、ヒロイン Diana, Countess Arradale と楽しみなカップルです。
Malloren 一作目
Malloren 二作目
Malloren 三作目
Malloren 五作目
そんなある日、後継ぎにとDigbyが期待していた甥のWilliam が死亡し、信用のおけないもう一人の甥Edwardが後継ぎになってしまいます。Edwardが領主になってしまったら領民や屋敷の使用人たちが苦労することになると考えた Digbyは、にわかに自分の子供もうけようとしますが、年齢なのか健康問題なのか、夫婦生活ができなくなっていました。困ったDigbyに「Rosieはまだ若いのだから、どこかで若い人と付き合ったらいいと思う。その結果、神様が良きに計らってくれる」と言われ、気が進まないながら、RosaはLady Arradale とともに仮面舞踏会に向かいます。
- 作者: Jo Beverley
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2004/03/02
- メディア: ペーパーバック
親族と夫以外の男性と接したことのない Rosa が簡単に知り合ったばかりの男性と関係を持つことはできず。何の成果もなく帰る道すがら意識不明で荒野に倒れていた男性を見つけます。その男性は、the Marqueis of Rothgar の弟のLord Brand Malloren でした。Brand は、見知らぬ部屋で目を覚まし看病してくれる変な仮面を付けた女性から、意識不明で荒野の中に倒れていたと教えられます。その女性は Brand に命を救ったお礼に、子供が欲しいのだけど、年寄りの夫では難しいので協力してほしいと頼んできました。それに顔を見られたくないので仮面は外さないと言われて少々引き気味ですが、断ることもできず Rosa の計画を手助けすることになります。
それだけの関係と割り切って始めた二人ですが、次第に本気で相手のことが好きになってしまいます。
評価：B
Jo Beverley の Malloren シリーズの４作目、１作目は My Lady Notorious (邦題：仮面に秘めた涙) です。本作のヒーロー Brand は、Cyn の兄で農業に興味を持ち 兄 Lord Rothgar の領地の管理をしています。Rosa も夫の地所で家畜の交配に熱意を燃やしています。互いに興味の対象が同じこともあって急速に惹かれあい、Brand は罪深いことと思いつつも駆け落ちしようとまで思いつめます。また、子供が欲しいだけ と考えていた Rosa も Brand に惹かれたことで夫への罪悪感に苦しみます。二人で新しい生活ができたらどんなに幸せだろうと思っても、夫と領民のために自分がなすべきことを最優先に考える Rosa は、Brand に別れを告げます。
別れといっても身元を知られたくないRosaはDiana と共謀して Brand に一服盛って人気のない小屋に放置するという荒っぽいやり方をとります。一族への攻撃に対して徹底的に抗戦する Lord Rothgar を上手く巻いたかに見えたRosaとDianaですが、彼の疑念を 完全に払拭することはできませんでした。
とても面白かったのですが、この時代では離婚はあり得ないため、いつかこの 人の良い Digby は死んじゃうんだよなぁ と思いつつ読んだ点がマイナスです。 次の Devilish が最終作で、ヒーローは Lord Rothgar 、ヒロイン Diana, Countess Arradale と楽しみなカップルです。
Malloren 一作目
- 作者: ジョー ベヴァリー
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: 文庫
Malloren 二作目
- 作者: ジョー ベヴァリー
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 文庫
Malloren 三作目
- 作者: ジョー ベヴァリー
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2010/10/09
- メディア: 文庫
Malloren 五作目
- 作者: Jo Beverley
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2005/12/27
- メディア: ペーパーバック
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