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Holiday Spirit [Historical]

Antonia は、クリスマスをウェールズの一族の城で過ごすようにと祖母のThe Countess of Ware の指示のもと雪深い城に母親とともにやってきました。到着したAntoniaに祖母は、The Duke of Lyonshall を招待したと告げられます。実は、Antonia と Richard(The Duke of Lyonshall)は、以前婚約していたのですが、Antoniaが一方的に婚約を破棄したのでした。その後は、社交界で適切な距離を置いてすれ違う程度の関係になっていました。

こんな雪深い白でクリスマス期間ずっとRichardと過ごすのは耐えられないと思うAntonia ですが、雪が深く自宅へ帰ることもままなりません。おまけに、祖母はいい部屋を公爵とAntoniaに割り当てるためと、二人は他のものとは少し離れた棟の部屋に宿泊することになりました。到着したRichardは、以前のまま親しげにAntoniaに接することが、Antoniaには居心地が悪くて仕方がありません。

Gifts of Love

Gifts of Love

  • 作者: Kay Hooper
  • 出版社/メーカー: Avon
  • 発売日: 2006/10/31
  • メディア: マスマーケット


そして、夜に亡霊が現れたのを目撃したAntoniaは誘われるように亡霊の後をついて部屋をでるとそこには、同様に亡霊を見つめるRichardがいました。
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評価:B

Gift of Love (邦題:愛の贈り物)の1作「過去から来た恋人たち」(タイトルがネタばれしているって気がします)、翻訳では先にLisa KleypasのSurrenderが来てますが、本書では先にKey Hooperの本作が収録されています。Key Hooperの本は初めてですが、わりと読みやすい英語でした。亡霊が縁結びをするという設定は私にとっては目新しかったです。(それ以外は割と普通かも….)

Antoniaが婚約を破棄した理由は、昔のRichardの愛人の言動からRichardを信じられなくなったのが原因です。このため、心の底ではまだRichardを愛しているものの、信用できない人とは結婚できないと固くなに思い込んでいます。Richardは、昔の愛人の企みには気づいておらず、なぜ突然Antoniaが婚約破棄をしたのか理解できないもののプライドが邪魔してAntoniaに理由をキチンとだたすことができませんでした。

Antonaの思いに気が付いた祖母のThe Countess of Wareが、クリスマスにかこつけて二人がよりを戻す舞台を恋人達の亡霊がでる部屋に設定したのでした。
世間知らずのお嬢さんが、自分の立場を死守したい愛人の姦計に嵌るというのはありがち、仕方ないと思える人はOKですが、そんな嘘っぽいことを信じて相手の言い分に耳を貸さないのは、いくらなんでも子供っぽいと思うかでヒロインの評価が変わると思います。

愛の贈り物 (ライムブックスLuxuryRomance)

愛の贈り物 (ライムブックスLuxuryRomance)

  • 作者: リサ・クレイパス
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2010/12/07
  • メディア: 文庫



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