Fate Strikes a Bargain [Historical]
Fate Strikes a Bargain by Candice Hern
本作は It Happened One Season 4人の作家Stephanie Laurens, Mary Balogh, Jacquie D'Alessandro, そしてCandice Hern が同じ設定で書いた短編集です。
ヒーローの設定
貴族の息子だが跡取り息子ではない。
フランスとの戦争に出征したが、戦後帰国してからは隠棲している。
ヒーローの兄には娘しかいないため、跡継ぎをもうけるために結婚するよう頼まれる。
ヒロインの設定
社交シーズンを何度か過ごしたけれど、いろいろな理由で求婚者は一人もいたことがない。
かなりかっちり決まっているため、これをどのようなストーリーにまとめ上げるか作家の腕が問われます。
Captain Nathaniel Beckwith は、伯爵家の次男で長年軍務についていました。兄と花嫁を探すと約束したために出席した舞踏会ですが、何となく場違いな気がして木の陰に隠れるように立っていました。すると、その場所に同じく隠れるようにしている女性がいるのに気がつきました。
Miss Philippa Reynolds は、生まれつき腰の骨が悪くびっこをひいてあるいています。もしかしたら良い人に出会えるかもと考えるPhilippaの母親はロンドンの社交シーズンに彼女を連れてきます。Philippaはダンスはできなくても舞踏会に行くのは好きで楽しんでいますが、時に人々の憐みの目に耐えられなくなってしまうことがあります。そんな時は、ひっそりと目立たない場所に隠れています。
思いがけず出合い言葉を交わした二人は、意外と楽しい時間を過ごします。これがきっかけとなってNatは、Phlippaに結婚を申し込みます。
---
評価:B
Philippaは、体が不自由でもそれを受け入れて自分のできること出来ないことを承知して暮らしています。
そんな彼女の姿勢が、戦争で病んだNatの心を少しずつ解きほぐしていきます。とても素敵なお話でした。でも、戦争によるPTSDに苦しむヒーローをヒロインが癒していくという基本的な流れがLisa Klaypas の Love in the Afternoon とほぼ同じなので、既視感があったので ちょっとマイナスです。こちらを先に読んでいたらAでした。
4人が10年目ぶりの再会というテーマで書いた前作
翻訳はこちら
おなじく戦争のPTSDに苦しむヒーロー
本作は It Happened One Season 4人の作家Stephanie Laurens, Mary Balogh, Jacquie D'Alessandro, そしてCandice Hern が同じ設定で書いた短編集です。
ヒーローの設定
貴族の息子だが跡取り息子ではない。
フランスとの戦争に出征したが、戦後帰国してからは隠棲している。
ヒーローの兄には娘しかいないため、跡継ぎをもうけるために結婚するよう頼まれる。
ヒロインの設定
社交シーズンを何度か過ごしたけれど、いろいろな理由で求婚者は一人もいたことがない。
かなりかっちり決まっているため、これをどのようなストーリーにまとめ上げるか作家の腕が問われます。
Captain Nathaniel Beckwith は、伯爵家の次男で長年軍務についていました。兄と花嫁を探すと約束したために出席した舞踏会ですが、何となく場違いな気がして木の陰に隠れるように立っていました。すると、その場所に同じく隠れるようにしている女性がいるのに気がつきました。
Miss Philippa Reynolds は、生まれつき腰の骨が悪くびっこをひいてあるいています。もしかしたら良い人に出会えるかもと考えるPhilippaの母親はロンドンの社交シーズンに彼女を連れてきます。Philippaはダンスはできなくても舞踏会に行くのは好きで楽しんでいますが、時に人々の憐みの目に耐えられなくなってしまうことがあります。そんな時は、ひっそりと目立たない場所に隠れています。
思いがけず出合い言葉を交わした二人は、意外と楽しい時間を過ごします。これがきっかけとなってNatは、Phlippaに結婚を申し込みます。
---
評価:B
Philippaは、体が不自由でもそれを受け入れて自分のできること出来ないことを承知して暮らしています。
そんな彼女の姿勢が、戦争で病んだNatの心を少しずつ解きほぐしていきます。とても素敵なお話でした。でも、戦争によるPTSDに苦しむヒーローをヒロインが癒していくという基本的な流れがLisa Klaypas の Love in the Afternoon とほぼ同じなので、既視感があったので ちょっとマイナスです。こちらを先に読んでいたらAでした。
4人が10年目ぶりの再会というテーマで書いた前作
翻訳はこちら
めぐり逢う四季(きせつ) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: ステファニー・ローレンス
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2009/10/20
- メディア: 文庫
おなじく戦争のPTSDに苦しむヒーロー
Love in the Afternoon (Hathaways)
- 作者: Lisa Kleypas
- 出版社/メーカー: St Martins Mass Market Paper
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: マスマーケット
2011-05-14 21:20
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0