Just Like Heaven

Lady Honoria Smythe-Smithは、末娘で他の兄弟と年が離れています。一番近いのは兄のDanielですが6歳、その上の姉たちは結婚しているか、社交界にデビューしておりHonoriaを相手にしてくれません。Honoriaは、兄にくっついて歩きBugというありがたくないあだ名を付けられます。

Marcus Holroyd , the Earl of Chatteris は、一人っ子で休暇の時には一人きりの我が家に帰らず親友のDanielの家に行っていました。Danielと二人で遊ぼうとすると、いつもHonoriaがまつわり付いてきます。甘い顔をすると絶対離れないから注意するようにDanielに言われます。

Honoriaが年頃になったころ、Danielはとあるスキャンダルで英国を離れ海外で暮らすようになります。旅立つ時にDanielはMarcusにHonoriaが変な男と結婚しないよう気を付けて見守って欲しいと頼みます。それ以降、Marcusは、毎年の社交シーズンでHonoriaに近づく男性を吟味して財産狙いや、悪評のある男性をHonoriaに気付かれないように排除していました。

ところが、Honoriaの三度目の社交シーズンの今年は、とある出来事がきっかけでHonoriaとMarcusの間の友情が愛情に変化していきます。

Just Like Heaven

• 作者: Julia Quinn
• 出版社/メーカー: Avon
• 発売日: 2011/05/31
• メディア: マスマーケット

評価：B

Bridgertonシリーズで恒例のSmythe-Smith家の音楽会は、毎年 そろいもそろって音楽の才能のないSmythe-Smith家の未婚の娘の四重奏です。ヒロインのHonoriaもその一員でバイオリンを担当します。ということで、Bridgertonシリーズでなじみの人が多数登場しますから、先に読んでおいたほうが より楽しめます。

ストーリーは、王道路線なのでこれ以上 書いてしまうと 読む楽しみが無くなってします。安心して二人の気持ちが育っていく様子と、Smythe-Smith家の女性たちが伝統ある音楽会をどのように考えているのかを楽しむ本です。Honoriaと四重奏をした従姉妹3人とHonoriaの兄も独身ですから、シリーズが何冊か書かれそうで、楽しみです。

先月から、いくつか試験を受けたため受験勉強に忙しくて読書は少しお休みし、Blogの更新が止まっていました。読み始めてしばらく、調子がでなくて なかなか読み進めず 思っていたよりだいぶ時間がかかってしまいました。読み始めの本としては、もっとドラマティックなストーリーの方が良かったかもしれません。

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