Doukakis's Apprentice：Hisa's book review：SSブログ

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Doukakis's Apprentice　[Contemporary] [編集]

ポリーの父が創立した広告代理店がデイモン・デュカキスに買収された。なぜあんな大企業を率いる彼が弱小会社を？　社員たちは皆、首をひねるが、ポリーにはその理由がわかっていた。デイモンは、彼の妹アリアンナと駆け落ちした父に制裁を加えようとしているのだ。彼は役員すべてを解雇すると宣言。彼女にも、もう親の七光は通用しないと言い放つ。傲慢な態度の彼と、会社を守りたいポリーは対立するがある夜、情熱の火花が散ったふたりは結ばれてしまい…!?

邦題は「ダークスーツを着た悪魔」です。仕事のできる女のヒロインですが、やり手経営者のヒーローは過去の出来事から遊び人の怠けものの社長令嬢で仕事など全くできないと誤解しています。お話が進むにつれて、ヒーローはヒロインを見直していく様子が面白いです。

ただ、仕事はいい加減にして女ばかり追いかけているヒロインの父親ってどうよな点が気になる人もいるかも（笑

Doukakis's Apprentice (Harlequin Presents)

出版社/メーカー: Harlequin Presents
発売日: 2011/10/01
メディア: Kindle版

家庭を顧みない父親の元で成長したヒロインは、何でも自分で解決することが身についていることから、一般的なハーレクインのヒロインとは毛色が異なります。

傲慢ヒーローにやられっぱなしでなく、小気味よく適切なことを言い返すヒロインって少ないような気がします。（頑強にとかヒステリックに、全然論理的ではないというタイプはいましたが...）また、ヒロインと一夜を過ごした後、ヒロインが初めてと知ってオタオタするヒーローに「昨日のことは忘れましょう」とキッパリ告げる男前なところを見せるヒロインにビックリ。

でもね～。自分の同級生で親友が継母になるってどうよ？なお話でもあります。
ヒーローにいたっては、義理の父が義理の弟という文字にするとなんだか笑えない状況です。

その点を気にしなければ、とても面白いのでおススメです。