Miss Grimsley's Oxford Career [Historical]
出版社のサイトの紹介文より -----
18歳のエレンは兄ゴードンのようにオックスフォードで勉強する夢があった。 しかし19世紀のイギリスでは、まだ女性が大学に入学することはできない。 なんとか叔母の助力で、エレンはオックスフォード大学近くにある女学校に入ることになった。 街に着いた日、エレンは苦学生らしい親切な青年ジムに出会い、この後の生活に期待を抱く。 だが、女学校は単なる花嫁学校でしかなく、失望した彼女は学校に馴染めずにいた。 ある日、兄の頼みで大学の授業を受けることになり、エレンは嫌々ながら男装をする…。
----- RITA賞受賞作家でリージェンシー・ロマンスの女王が贈る心温まる青春ラブロマンス。
邦題は『オックスフォードは恋の季節』
原題と比べると微妙な邦題ですが、二人が恋に落ちるのはオックスフォードだから
まあ、そんなものかな。
原書のkindle版はセールだったのか300円でお釣りが来て、しかも英語だから
読むのに時間がかかって長い時間楽しめ なかなかお得でした。
ちゃんと読めているかは神のみぞ知るですけど、楽しめたからOK (笑
時代背景にそったストーリー展開のため、登場人物が抱えている問題が
スッキリとは解決しません。出来てしまったらファンタジーになってしまいますし....
頭脳明晰なヒロインは、世界中を旅したり、研究したり、貧しい少女のための学校の設立などを
自身の力で実行したいと考えていますが、19世紀のイングランドで実現出来たら変です。
学者肌で大好きなのは歴史や文学の研究、社交界に属する男性が一般的にたしなむこと
(賭け事、競馬、ファッション)などに一切興味が無く、頭が空っぽな令嬢たちは付き合いたくない
ヒーローですが、いつかは一族のためにそういった生活になじみ義務を果たさなければなりません。
お話の始めの頃、ヒロインは女性だから自分の行動が制限されていて不当だと考えていますが
ヒーローと知り合い、その境遇を知るにつれて 男性だからといって自分の思うままに
生きることはできないことを知り成長していきます。
大まかなお話の流れは、前半は『あしながおじさん』的ですが、
『あしながおじさんと』違って苦学生らしい親切な青年ジムが、
謎の支援者の侯爵であることは読者にバレバレですし、
思ったより早い段階でヒロインの知るところとなります。
後半は求婚するヒーローと拒絶するヒロインのやり取りが、延々繰り返されます。
二人ともシェークスピアの戯曲の研究をしている設定であることから、
ヒーローがヒロインのことをハーミアと、真夏の夜の夢の登場人物の名前で
呼んでいたりします。
シェークスピアに詳しい人が読んだら、くすっと笑えるところなどあるのかなぁ
をシェークスピアの戯曲を意識したH/Hの会話を書きたかったから?
くどくなったのかなと思ってみたり。
侯爵家の嫁が郷士の家の出身では あまりに釣り合いが取れないのですけど
変わり者のヒーローに手を焼いていたヒーロー母にとっては、息子が気に入った結婚相手なら
誰でもよい くらいの気持ちになっていたのかしら.....(^^ゞ
18歳のエレンは兄ゴードンのようにオックスフォードで勉強する夢があった。 しかし19世紀のイギリスでは、まだ女性が大学に入学することはできない。 なんとか叔母の助力で、エレンはオックスフォード大学近くにある女学校に入ることになった。 街に着いた日、エレンは苦学生らしい親切な青年ジムに出会い、この後の生活に期待を抱く。 だが、女学校は単なる花嫁学校でしかなく、失望した彼女は学校に馴染めずにいた。 ある日、兄の頼みで大学の授業を受けることになり、エレンは嫌々ながら男装をする…。
----- RITA賞受賞作家でリージェンシー・ロマンスの女王が贈る心温まる青春ラブロマンス。
邦題は『オックスフォードは恋の季節』
原題と比べると微妙な邦題ですが、二人が恋に落ちるのはオックスフォードだから
まあ、そんなものかな。
原書のkindle版はセールだったのか300円でお釣りが来て、しかも英語だから
読むのに時間がかかって長い時間楽しめ なかなかお得でした。
ちゃんと読めているかは神のみぞ知るですけど、楽しめたからOK (笑
Miss Grimsley's Oxford Career (English Edition)
- 出版社/メーカー: Cedar Fort, Inc
- 発売日: 2013/11/11
- メディア: Kindle版
時代背景にそったストーリー展開のため、登場人物が抱えている問題が
スッキリとは解決しません。出来てしまったらファンタジーになってしまいますし....
頭脳明晰なヒロインは、世界中を旅したり、研究したり、貧しい少女のための学校の設立などを
自身の力で実行したいと考えていますが、19世紀のイングランドで実現出来たら変です。
学者肌で大好きなのは歴史や文学の研究、社交界に属する男性が一般的にたしなむこと
(賭け事、競馬、ファッション)などに一切興味が無く、頭が空っぽな令嬢たちは付き合いたくない
ヒーローですが、いつかは一族のためにそういった生活になじみ義務を果たさなければなりません。
お話の始めの頃、ヒロインは女性だから自分の行動が制限されていて不当だと考えていますが
ヒーローと知り合い、その境遇を知るにつれて 男性だからといって自分の思うままに
生きることはできないことを知り成長していきます。
大まかなお話の流れは、前半は『あしながおじさん』的ですが、
『あしながおじさんと』違って苦学生らしい親切な青年ジムが、
謎の支援者の侯爵であることは読者にバレバレですし、
思ったより早い段階でヒロインの知るところとなります。
後半は求婚するヒーローと拒絶するヒロインのやり取りが、延々繰り返されます。
二人ともシェークスピアの戯曲の研究をしている設定であることから、
ヒーローがヒロインのことをハーミアと、真夏の夜の夢の登場人物の名前で
呼んでいたりします。
シェークスピアに詳しい人が読んだら、くすっと笑えるところなどあるのかなぁ
をシェークスピアの戯曲を意識したH/Hの会話を書きたかったから?
くどくなったのかなと思ってみたり。
侯爵家の嫁が郷士の家の出身では あまりに釣り合いが取れないのですけど
変わり者のヒーローに手を焼いていたヒーロー母にとっては、息子が気に入った結婚相手なら
誰でもよい くらいの気持ちになっていたのかしら.....(^^ゞ
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