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Never Less Than A Lady [Historical]

the Earl of Daventryの相続人になったAlexander Randallは、伯父から早く結婚して後継ぎをもうけるようにとせかされ、花嫁探しを始めます。良い家柄の若い女性をと考えているのですが、親友の妻の友人で未亡人のMrs.Julia Bancroftのことが気になって仕方がありません。花嫁探しをする前に、一度会って自分の気持ちを確かめようと決めるとJulia の住む村へ向かいます。

Julia は、16歳のときに結婚しましたが、夫は事故で亡くなってしまいます。息子の死の原因がJulia にあると考える義父から逃げ出し偽名を使い身元を隠して村の助産婦として暮らしています。ある日、男たちが家に押し入りJulia は拉致されてしまいます。男たちは、Julia の亡くなった夫の父親の命令で彼女を連れにきたのでした。

村に着いたRandallは、Julia がさらわれたと聞き、彼女を助け出します。
Julia が拉致された理由や、親から勘当されている状況を知ると Randall は、自分と結婚することでJulia の身の安全が保障できると申し出ます。

前作のLoving a Lost Lordに
Never Less Than A Lady (The Lost Lords series)

Never Less Than A Lady (The Lost Lords series)

  • 出版社/メーカー: Zebra
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: Kindle版


Julia の亡くなった夫は、サディスティックで狂気を帯びた行状を繰り返していました。ある日、Julia は夫の暴力から身を守るためにもみ合っているうちに夫が死んでしまいます。義父はJuliaが息子を殺したとして恨んでいるのです。

頼るもののないJuliaは、自殺を装ったあと助産婦となり別人として生きていました。村の助産師として受け入れられて平穏な暮らしをしていましたが、親友のMariah が漂着したthe Duke of Ashtonを助けたことから社交界とのつながりが生まれ、実は死んでいなかったことが実家や婚家に知られてしまいます。

Juliaは過去の夫からの暴力で流産しており、その時に今後子供を産むことは無理だろうと医師に宣告されています。また、男性と親密な関係になることに恐怖心と抵抗感があることもあって、普通の結婚生活が出来ないかもしれない上に、もし、うまくいっても後継ぎを生むことができないとRandallのプロポーズを断ります。

それでも、いい Daventry伯爵家が絶えてしまっても一向に構わない。とJuliaを説得して結婚します。その後は、JuliaとRandallがそれぞれの家族と和解していく様子、Juliaの亡き夫の私生児のBenのことなどいろいろ盛りだくさんです。

Benは聡明で勇気のある少年で、どうしてJuliaの狂った夫からこのような子供が と思うほどです。恐らく作者は、親と子は似ているところもあるけれど、根本的に違う人間であり、親を子に重ねて考えてはいけない と言いたかったのでしょう。

The Lost Lords シリーズの2作目です。
Juliaは一作目のヒロインMariahの親友、Randallは一作目のヒーローの親友で二人とも一作目から登場しています。
一作目

Loving a Lost Lord (The Lost Lords series)

Loving a Lost Lord (The Lost Lords series)

  • 出版社/メーカー: Zebra
  • 発売日: 2012/03/06
  • メディア: Kindle版



シリーズのセット販売もありました。
バラで買うよりは ちょっとお得かな?




タグ:[B] widow England
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