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Christmas Eve Proposal [Historical]

スコットランド人のBenneit Muir は、できの悪い海軍士官候補生のTommyにクリスマス休暇中に勉強を教えることになりました。家庭教師をする間の滞在先を探していた Ben は、食事をするために入った食堂で働く Mandy Mathison に出会い、食堂の二階の空き部屋を間借りすることになりました。




クリスマスアンソロジー It Happened One Christmas の中の一編
著者はカーラ・ケリー Carla Kelly

タイトルからプロポーズの日が判ってしまうため、そこに向かってどのようにお話が進むのか作者の腕がためされる展開です。カーラ・ケリーらしく困難な状況でも挫けず一所懸命に暮らすヒロインが描かれます。

Ben は31歳、Mandy は27歳と落ち着いた年齢の二人
たがいに惹かれ合うものの、いくつかの障害もあってすんなりとはいきません

Ben は sailing master(航海士?)で senior warrant officer とあるので准士官(じゅんしかん)
准士官は、下士官出身者で士官に準じる待遇を受ける者ということは労働者階級出身
(上流階級出身者は通例、将校の任官辞令を購入して将校として入隊する)

Mandy は私生児として生まれ、母親はお産で死亡、独身の叔母(母親の妹)が食堂を営みながら育てました。町の人達には Mandy の父親が誰かは周知の事実で、それとなくMandyと叔母を気遣ってくれますが、町の中で結婚相手を探すことは難しく結婚は諦めていました。

短編のため、いろいろ書いてしまうとネタバレになりそう
Mandy の父親が知りたくない人はここまで!













Tommyの父親の伯爵がMandy の父です。
若かりしころ伯爵はMandy の母と恋に落ち、グレトナ・グリーンで駆け落ち結婚しました。ところが、当時の伯爵(Mandy の祖父にあたる)に結婚の無効を宣言され父親の選んだ女性と結婚してTommyと妹が生まれたのです。

Mandy の祖父は、後日Mandy が生まれたことを知り慰謝料として相当額を払い叔母がMandyを育てていかれる算段をしくれました。自分のしたことを悔いたのかMandy については情けをもったふるまいをしてました。

駆け落ちしたことが人生の汚点と考えているのかMandyの父は、Mandy に対して冷たく情け容赦なく対応.... なんだかなぁ
正式に結婚してもうけた二人の子供が、容姿も頭脳もMandy に遥かに及ばないことに苛ついて居るのかも?
タグ:navy christmas [K]
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