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The Viscount's Christmas Kiss [Historical]

准男爵の娘 Lily Rutherford は、何年か前の姉の結婚式でMarbrook子爵の次男のGregor St Jamesに無視されました。そのことが、身の程知らずに身分が上の男性に声をかけた野心的な娘との評判を呼んでしました。それ以来、彼女は田舎に引きこもって家族の肖像画を描いていました。

ある年のクリスマス休暇に、兄のLaurusが今はMarbrook子爵となったGregor を招待したことから、Lily は久し振りに彼と顔を合わせることになりました。




クリスマスアンソロジー It Happened One Christmas の中の一編
著者はジョージ―・リー Georgie Lee

Marbrook子爵家は、自分たちよりも身分の下の者は鼻も引っ掛けない一家でした。そして、跡継ぎの長男は大切に尊重していますが、長男が無事に成人した後は次男はどうでもよいと考えて本人の意思確認もせずに適当に将校任官辞令を買って、お前は軍隊へ行けと命令しました。

そのことで落ち込んでいたGregor を慰めてくれたのがLilyでした。その後、結婚式でLilyに声をかけられたときに、父親から無視するように命令され、親に認めて欲しい一心でLilyを無視してしまい その後、謝罪できないままに入隊したことを悔いています。

贖罪と許しの季節のクリスマス物らしい設定です。
H/Hの和解とロマンスですが、どちらかというと和解に重点が置かれている印象

ヒーローが家族の愛に恵まれていないと知ったヒロインは自分と同じと思うのですが、実はヒロインとその家族は単なるコミュニケーションの方法が悪くお互いに真意が伝わっていないだけ
ヒロインが現在の状況から抜け出せるように手助けする気持ちは持っていたことに気が付いていきます。

普通に面白いと思いますが、ヒロインが割と頑ななタイプに感じました
ちょっと、このお話を読む気分ではなかったかも(;^_^A
カーラ・ケリーのお話の後というのもよろしくなかった可能性もあり
タグ:[L] christmas
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