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壁の花の小さな嘘 [Historical]

--- 出版社サイトより転載 ---

「どうやら、わたしは婚約しているらしいな」

妹の結婚のため、世捨て人の公爵と自分の婚約をでっちあげた壁の花。嘘から始まった恋の行方は――?

* * * * * * * *

父親を亡くし、23歳で一家を支えるキャスリンは壁の花。社交界にデビューして4年になるのに男性とまともに話したこともない。自分の結婚はあきらめていたが、妹によい縁談を見つけるため、ある計画を思いつく。世捨て人のソーントン公爵と婚約したと嘘の発表をしたのだ。ほんの数週間、妹の相手が見つかり、社 交シーズンが終われば婚約は解消したというつもりだった。

ところが、当の公爵が本当に現れてしまう。彼はある事故で怪我を負い、10年ほどスコットランドの城に引きこもったままだったが、公爵の弁護士が気を回して渡そうとしたお金をキャスリンが断ったことで、ただの詐欺師ではなさそうだと興味を持ったのだった。キャスリンと会った公爵は面白がり、ふたりは友人になるが……。

“小さな”嘘から始まった恋の行方は――?


壁の花の小さな嘘 (ラズベリーブックス)

壁の花の小さな嘘 (ラズベリーブックス)

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2020/10/10
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited で読みました

全体を通して魅力的なヒロインと怪我で容姿が変わり自分の身体が思うようにならないヒーローの苦悩が良く描かれていて面白かったです。

不能のヒーローは初めてかも
2人は気も合うし性的にも惹かれ合うのですが、2人の間の障害はそれ
結婚生活において性生活はとても重要なポイント ということが繰り返し描かれていた印象

ちょっとダケ気になったのは

スコットランドの城にいてもう何年もロンドンには来てはいないソーントン公爵
ちょっとぐらい嘘ついてもバレないよね? と追い詰められたキティは考えたようですけど、公爵ともなると付き合いが広いので誰かしらからキティのやっていることが伝えられ、早々に本人にバレるとは予想しなかったのかな?

ヒロインは子爵だった父を亡くしたあと貧乏暮らしをしながら、三人の妹達に良縁をと願う令嬢
上手いこと社交界を騙して妹たちが結婚したとして、ヒロインが婚約解消もしくは嘘がバレたら妹達が嫁入り先でどんな目に合うことか というところまでは考えなかったのかな?

それとも、財産が底をつき姉妹全員がガヴァネスやコンパニオンとして自活するよりは、結婚生活が針の筵で家庭を持つ方が良いという考えだったのかな?
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