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Viscount Vagabond [Historical]

Catherine Pelliston は、信用のおけない父が整えた不愉快極まりない父の友人との縁談から無事逃げだした後、誘拐されロンドンの売春宿につれこまれ窮地に陥ってしまいます。

その売春宿で出会った酩酊状態の紳士 Max Demowery に助けを借りて脱出することができました。しかし、Catherine が家出した時に頼ろうと考えていた友人がロンドンにいないことがわかり、行く当てがなくなってしまいます。困り果てた彼女はMaxが自分の姉の家に世話になれば良いと言い出します。

売春宿で酩酊していた無頼漢の姉って?と不信感しかありませんが、他に頼る当てもないことからついていくと、立派なお屋敷に案内されお姉さんは貴族の夫人、そして、な、な、なんと Max は伯爵家の跡取りViscount Randだったのでした。


Viscount Vagabond (Regency Noblemen Book 1) (English Edition)

Viscount Vagabond (Regency Noblemen Book 1) (English Edition)

  • 作者: Chase, Loretta
  • 出版社/メーカー: NYLA
  • 発売日: 2012/11/09
  • メディア: Kindle版


冒頭、ヒロインとヒーローがロンドンの売春宿で出会うという 衝撃的な出だし!

ヒーローは、次男で優秀な兄がいずれ跡取りになるし、兄にかなわない自分は好きに生きてきました。ところが兄は夭折... 両親から跡取りとして期待されるようになってしまいます。重圧に耐えられないMaxは、人が自分に期待しないように無頼漢を装って暮らしているのでした。

ヒロインは社交界の半数の家とは縁続きという名門の令嬢で、ヒーロー姉の夫とは実は遠縁! これはまずい! 身元がバレると父親のもとに送り返されてしまうと偽名を使い、逃げ出す機会を伺います。

そんな二人が何かと一緒に過ごすうちに惹かれ合っていくのですが、互いに一時の気の迷いで自分にふさわしい相手は別にいると考え、すれ違っていきます。そこに、ヒーローの親友や美人の娘を持つ野心家のママが絡み、ヒロイン父の友人の不愉快極まりない元婚約者も出てきて、いろいろ騒動や事件が起きてと、一癖も二癖もある登場人物が多くて面白かったです。

Loretta Chase の文は、ロングワードが多くて語彙が少ない私は辞書を引きながらで読むのに時間がかかりました。日本語でサクッと読めたらもっと面白く感じただろうなぁ

タグ:[C] England
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