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The Bookseller and the Earl [Historical]

February 1885 London, England

Miss Addie Mallory は、ロンドンで6回のシーズンをずーっと壁の花として過ごしていたこともあって婚活を止めることを決心しました。この先Bathで本屋を経営して自活する道を選びます。

Lord Grayson, Earl of Berkshire は長男に聴覚障害があり養育に苦労していました。聡明で賢い息子が耳が聞こえないダケで能無しと判断され後継ぎから外すように言われることに怒りを感じています。
ある日、Addie の書店に聴覚障害に関する本が無いか、または取り寄せることはできないかと尋ねました。

結婚を諦めたヒロインと、亡くなった妻の裏切りを知って二度と再婚しないと固く誓ったヒーローのお話



The Bookseller and the Earl (The Merry Misfits of Bath Book 1) (English Edition)

The Bookseller and the Earl (The Merry Misfits of Bath Book 1) (English Edition)

  • 作者: Hutton, Callie
  • 出版社/メーカー: Callie Hutton
  • 発売日: 2019/10/22
  • メディア: Kindle版


The Merry Misfits of Bath シリーズの一冊目
短編と呼ぶには長く、中編としては短いかな?

ヒロインが社交界で成功できなかった理由の一つが失読症
当時の失読症に配慮した教育方法もなく、読み書きが出来なければ知性に問題があると判断されます。
そして、上流階級の女性は手紙や招待状を適切な文面を流麗な筆跡で書くことが求められるようですから、かなりのハンディになると考えられます。

ヒーローは、一目惚れでとんでもない女と結婚してしまった人
当時の男性としては珍しく?息子が正しい教育を受けられるように自ら動く人でもあります。伝手を辿って息子に手話を教えられる家庭教師を自ら探すとか、結構行動的!

良くあるプロットですが、聴覚障害のある子供が適切な教育を受けることの大切さが描かれていることが珍しいです。伯爵の跡取り息子でお金に不自由ないから、しっかり教育を受けられることになったけれど、そうはいかなかったことが多かったのではないかな

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