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With a Little Help from my Lord [Historical]

Lady Harriett Beresfordは近所だからとメイドを連れずに一人で書店に行きました。気に入った本を購入した彼女が屋敷に着いたその時、見知らぬ男にその本を渡してほしいと声をかけられます。彼女が断ったのに強引に本を奪おうとした男が、いきなり前のめりに倒れその背中には深々と矢が刺さっていました。

使用人に知らせようとLady Harriettが屋敷の中に入った数分の間に、その男の死体は消えてしまいます。このため、彼女の目の前で男が殺されたという話を誰も信じてくれません。

Alex Muir, Baron Rockinghamは、親友のDevereが自分が新婚旅行で不在の間に妹のLady Harriettの様子を見て欲しいと頼まれます。早速、Lady Harriettを訪ねた所、本を奪おうとした男が殺されてほんのわずかな間に死体が消えた話を聞かされます。

日頃から、話を盛り気味のLady HarriettなのでAlexは、この話がどこまでが本当のところなのか少々疑わしいと感じますが、危険なので外出は控えるようにと注意をします。ところが、翌日屋敷の庭で本を読んでいたLady Harriettが襲われ誘拐されてしまいまいます。

なんとか誘拐犯から逃げ出したLady HarriettはAlexに助けを求め、二人はLady Harriettが狙われる原因を調べ始めます。


With a Little Help from my Lord (The Beresford Adventures Book 3) (English Edition)

With a Little Help from my Lord (The Beresford Adventures Book 3) (English Edition)

  • 作者: Bolen, Cheryl
  • 出版社/メーカー: Dragonblade Publishing, Inc.
  • 発売日: 2021/12/07
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited で読みました。
The Beresford Adventuresの3作目
リージェンシーが舞台のロマンチックサスペンスなのかな? 殺人事件が起きます

ヒロインのLady Harriettは
1作目のLady Mary's Dangerous EncounterのヒロインLady Mary
2作目のMy Lord Protectorのヒーローthe earl of Devere
の妹で末っ子の19歳、動物が大好き。少々思慮に欠けるところがあるのは若いから仕方がないかも
ヒーローのことは兄と同じ年齢なこともあって、頼りになる親戚のお兄さんと思っていました。現在、絶賛婚活中なのですが一回り以上年齢が違うこともあってヒーローのことはターゲット外

ヒーローは32歳、ヒロイン兄とは少年のころからの親友で、ヒロインのことは生れた時から知っていて妹みたいに思っていました。仕事(議会 トーリー党)が忙しくて女っけ無し!この時代の貴族の男性で大人のお付き合いしていた未亡人すらいないのはちょっと珍しい。
割と議会についての話題が出て来てホイッグ党とトーリー党の二大政党の時代なのかな?

兄と妹のような関係が、二人で調査をして危機を乗り越えていくうちに男女の恋愛へと変化していく様子が描かれます。冒頭で殺された男はどこの誰で、なぜ殺されたのかは 読者には謎でも何でもなくて
最初から明らかになっていて、いつ、二人がそれに気づくのか?と心配しつつ読み進めます。

ある程度先の予想がつくストーリー展開ですが、ヒロインのペットの猫が、大叔母様など個性的なキャラクターが出て来て面白く読ませてくれました。また、本作のヒロインの危機一髪の回数が多いかも....誘拐が3回も企まれてます。

前作、My Lord Protectorで本作のH/Hがなんとなくいい感じかも~ なシーンを思い出しました! そこを読み返したいかも

本作の陰謀は 「摂政皇太子暗殺」
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