Dark Angel [Historical]
Miss. Jennifer Winwood は、15歳の時に Lord Lionel Kersey との結婚が整いました。正式な婚約はJennifer が社交界にデビューしてからと決まりました。双方の父親同士が友人だったことから決められた話でしたが、Jennifer は王子様のような Lionel に一目で恋に落ち、花嫁になる日と心待ちにしていました。
その後、いろいろあって20歳での社交界デビューと少々遅いのですが、２歳年下のいとこSmanthaとデビューすることになりました。Lionel とは、これまでの５年間数えるほどしか会ったことが無く、手紙のやり取りもしたことがありません。このため、彼のことをよく知らないので社交界デビューの後、二人で舞踏会や劇場、音楽会などに行って話をして互いによく知り合おうと考えていました。
Gabriel Fisher, the Earl of Thornhill は、帰国してすぐに友人と出かけた先で赤毛の若い女性を目に止めます。その女性を魅力的だなと思ったGabriel ですが、友人にLord Lionel Kerseyとの縁談が進んでいる女性だと教えられました。Lionel に大いなる復讐心をもつGabriel は、彼の婚約をぶち壊して恥をかかせてやったらどうだろうかと考えました。
メアリ・バログの80年代の作品で、最近の作品とは少し雰囲気が異なります。
最近の作品のファンはがっかりするかも....
そして、男性の夜会での上着がカラフルなのでリージェンシーより前の時代設定と感じました
ヒーローのGabriel が、Lionel にリベンジしたいと考える理由が
Gabriel の義母（父親の後妻）が、イケメンで上っ面だけの優しさを振りまいているLionel とお付き合いして妊娠してしまいます。夫との夫婦生活が無かったことから浮気は明らかに！しかし、Lionel は俺は知らない と逃げてしまいます。Lionel をとっちめてやりたいGabriel ですが、義母が私も悪かったのだから大事にしたくないと訴えたこともあり、Lionel への制裁を諦めます。
英国で出産したらどんでもない大騒ぎになるため、スイスに家を用意して無事に出産するまでGabriel が付き添ったことから、社交界には「Gabriel が義母を妊娠させて、外国に捨ててきた」という噂が流れ、女の敵認定されてしまいます。本当は誠実で真面目な男性という設定
ヒーローが、Lionel に制裁を加えたい気持ちはわかりますけれど、それが婚約をぶち壊す というのが何とも残念です。ヒロインのその先の人生を全く考えずゲームの駒としか見ていないのですから。途中、本当にいいのか？ と自問してはいるのですけれど、そこは最初から考えないで欲しかった。
ヒロインは15歳の時にLionel に一目惚れしてから、恋に恋する乙女になり、なかなか現実を見ることができません。Lionel とは会話も弾みませんし、何かとああしろ、こうしろという話ばかりのため、結婚生活の先行きは暗そうなのですが、互いによく知り合えば上手くいく との考えに固執します。
5年前からの結婚の約束しているのに、滅多に会いに来ない、手紙も送ってこなかった。そして、結婚間近なのに当たり障りのない話か、自分への要求ばかりの男をどうして心から愛していると思っているのか..... 社交界にデビューしたばかりの20歳の女性が、Lionel とGabriel に翻弄されて気の毒ではありますが、頑なに初恋の男性を理想化しつづけるヒロインにちょっとイライラ
Lionel は、本当にクズ男で救いようがない....
ロマンスでは、悪役が他の作品でヒーローなり改心して過去の悪行を許せるくらいの何かをしてHEAとなることがありますが、彼は絶対に無理！と思いました。
H/Hの性格設定が私の好みでなかっただけで、ストーリーは良くできていますし、登場人物の行動も当時の時代背景や社交界のルールなどを考えると不自然さは感じませんでした。
好みがわかれるお話と思います
新刊で出た時の表紙かな？
その後、いろいろあって20歳での社交界デビューと少々遅いのですが、２歳年下のいとこSmanthaとデビューすることになりました。Lionel とは、これまでの５年間数えるほどしか会ったことが無く、手紙のやり取りもしたことがありません。このため、彼のことをよく知らないので社交界デビューの後、二人で舞踏会や劇場、音楽会などに行って話をして互いによく知り合おうと考えていました。
Gabriel Fisher, the Earl of Thornhill は、帰国してすぐに友人と出かけた先で赤毛の若い女性を目に止めます。その女性を魅力的だなと思ったGabriel ですが、友人にLord Lionel Kerseyとの縁談が進んでいる女性だと教えられました。Lionel に大いなる復讐心をもつGabriel は、彼の婚約をぶち壊して恥をかかせてやったらどうだろうかと考えました。
(DARK ANGEL/LORD CAREW'S BRIDE) BY BALOGH, MARY(AUTHOR)Paperback Feb-2010
- 出版社/メーカー:
- メディア: ペーパーバック
メアリ・バログの80年代の作品で、最近の作品とは少し雰囲気が異なります。
最近の作品のファンはがっかりするかも....
そして、男性の夜会での上着がカラフルなのでリージェンシーより前の時代設定と感じました
ヒーローのGabriel が、Lionel にリベンジしたいと考える理由が
Gabriel の義母（父親の後妻）が、イケメンで上っ面だけの優しさを振りまいているLionel とお付き合いして妊娠してしまいます。夫との夫婦生活が無かったことから浮気は明らかに！しかし、Lionel は俺は知らない と逃げてしまいます。Lionel をとっちめてやりたいGabriel ですが、義母が私も悪かったのだから大事にしたくないと訴えたこともあり、Lionel への制裁を諦めます。
英国で出産したらどんでもない大騒ぎになるため、スイスに家を用意して無事に出産するまでGabriel が付き添ったことから、社交界には「Gabriel が義母を妊娠させて、外国に捨ててきた」という噂が流れ、女の敵認定されてしまいます。本当は誠実で真面目な男性という設定
ヒーローが、Lionel に制裁を加えたい気持ちはわかりますけれど、それが婚約をぶち壊す というのが何とも残念です。ヒロインのその先の人生を全く考えずゲームの駒としか見ていないのですから。途中、本当にいいのか？ と自問してはいるのですけれど、そこは最初から考えないで欲しかった。
ヒロインは15歳の時にLionel に一目惚れしてから、恋に恋する乙女になり、なかなか現実を見ることができません。Lionel とは会話も弾みませんし、何かとああしろ、こうしろという話ばかりのため、結婚生活の先行きは暗そうなのですが、互いによく知り合えば上手くいく との考えに固執します。
5年前からの結婚の約束しているのに、滅多に会いに来ない、手紙も送ってこなかった。そして、結婚間近なのに当たり障りのない話か、自分への要求ばかりの男をどうして心から愛していると思っているのか..... 社交界にデビューしたばかりの20歳の女性が、Lionel とGabriel に翻弄されて気の毒ではありますが、頑なに初恋の男性を理想化しつづけるヒロインにちょっとイライラ
Lionel は、本当にクズ男で救いようがない....
ロマンスでは、悪役が他の作品でヒーローなり改心して過去の悪行を許せるくらいの何かをしてHEAとなることがありますが、彼は絶対に無理！と思いました。
H/Hの性格設定が私の好みでなかっただけで、ストーリーは良くできていますし、登場人物の行動も当時の時代背景や社交界のルールなどを考えると不自然さは感じませんでした。
好みがわかれるお話と思います
新刊で出た時の表紙かな？
Dark Angel (Signet Regency Romance)
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 1994/08/01
- メディア: ペーパーバック
タグ：England
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