SSブログ

Another Dream [Historical]

Miss. Eleanor Thompson は、40歳目前の独身でバーズの女子学校の校長をしています。この頃、自分自身で選んで幸せと思っていた人生に漠然とした寂しさを感じるようになりました。妹のChristineの夫の40歳の誕生日を祝うハウスパーティーに出席することになり、馬車で妹夫婦の屋敷に向か途中、嵐に見舞われます。 とり急ぎ近くの宿屋に泊まることになりました。

Michael Benning, Earl of Staunton は、40過ぎの寡で二人の子供がいます。周囲からは、子供がまだ小さいこと男の子が1人だけなのは心もとないため、妻をめとるように勧められています。現在、候補の若いレディがいますが、その母親の押しの強さに戸惑っています。(子供たちのためと称して、2人とも即、寄宿学校へ行かせるべきと主張して譲らないなど まだ、10歳と6歳なのに)

ある日、子供を連れて招待先へ向かう途中に嵐の気配を感じ、近くの宿屋に緊急避難的に宿泊することにしました。

その宿屋でMichael が息子のRobertを寝かしつけている間に姿をが見えなくなった娘のGeorgetteがMiss. Eleanor Thompsonのお茶の席にお邪魔して親しげに会話をしているところを見つけます。



Second Chances (English Edition)

Second Chances (English Edition)

  • 作者: Balogh, Mary
  • 出版社/メーカー: Class Ebook Editions, Ltd.
  • 発売日: 2019/02/05
  • メディア: Kindle版


Bedwyn Saga Series と Simply Quartet Seriesの両方のスピンオフ短編
舞台は the Duke of Bewcastle の40歳のお誕生日を祝うハウスパーティーの前後3週間ほど

ヒロインは the Duke of Bewcastle の妻Christineの姉の Eleanor です。
ヒーローは本作で初登場

ハウスパーティーの出席者は、Bedwynの兄弟姉妹全員とその配偶者と子供、近所の屋敷に住んでいるRosthorn伯爵家のみなさん(「忘れえぬ夏を捧げて」のH/H「とただ愛しくての」H/H)、Bewcastle 公爵家の元家庭教師夫妻(「ただ魅せられて」のH/H)で全員だったかな?

120P程度の短編にこれだけのH/Hが登場するため、ものすごく登場人物が多いです。
名前だけで台詞無しのことが多いですが、登場人物が多い作品は苦手な人には向かないかも、シリーズ全作を読んでいれば あの人ね となりますが、この作品が初めてだと なんでこんなに?となると思います。

とにかく、両シリーズのファンサービスなのかH/Hのその後の様子がチラリとうかがえます。
「ただ魅せられて」のヒーローの私生児で盲目のLizzeはヒーローの娘Georgetteと大の仲良しになります。Lizzeはボーダーコリーの盲導犬とともにある程度自由にお出かけできるようになってました。

ロマンスの方は、まあ定番の流れなのでワクワク、ドキドキとはいきません。
2人とも大人な事情を互いに考え過ぎてしまい、素直に気持ちを伝えられないもどかしさが描かれます。

Eleanor のことが大好きになった2人の子供がキューピッドになるべく奮闘
本作品だけ読んだ人には微妙かもしれませんが、2つのシリーズを楽しんだファンは読んで損はないと思います。


読んでいて思い出したのですが、サバイバーズ・クラブも同じ世界のお話だった?!
「終わらないワルツを子爵と」のヒーローが盲導犬を使うようになったのは、Lizzeのことを聞いたからだったような...

タグ:England widower
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。