SSブログ

One Night of Scandal [Historical]

未亡人の Mrs Deborah Stratton は、しつこく従兄弟のHarryとの結婚を勧める父親に家に帰って来いといわれ続けています。再婚などしたくない彼女は、地元の素敵な紳士と婚約するので家には帰らないと父親に嘘の手紙を書きます。そころが、父親から、その紳士を兄のGuyの結婚式につれてきて、その場で婚約発表をしたらどうだろうか? という返事を受けとり窮地にたたされます。小さな田舎の村Midwinter には、相応しい年齢の紳士といえば数えるほどしかいません。また、Lord Richard Kestre だけには、偽の婚約者役なんて絶対頼みたくなく、新聞に紳士を募集する広告を載せることを思いつきました。
The Rake's Mistress: AND One Night of Scandal (Regency Lords and Ladies Collection)

The Rake's Mistress: AND One Night of Scandal (Regency Lords and Ladies Collection)

  • 作者: Nicola Cornick
  • 出版社/メーカー: M & B
  • 発売日: 2008/07/04
  • メディア: ペーパーバック

Lord Richard Kestre は、スパイ探しのうち出合った Mrs Deborah Stratton に一目で惹かれますが、気楽に暮らしている未亡人と思い込んだ彼は密会を持ちかけ こっぴどく断られてしまいます。Deborah をよく知れば知るほど、遊びで紳士と付き合うような女性では無いことがわかり、Richard はなんとしても Deborah と結婚する と心に決め、なんとか良い機会はないかと考えていました。Deborah の広告を読んだ Richard は、これに応じて Deborah と親しくなればと考えました。

平行してDeborah の姉夫妻 Ross と Olivia のあまり上手くいっていない結婚生活が少しずつ変化していく様子も描かれます。

---
評価:B

Nicola Cornick の The Bluestocking Brides Trilogy は読書会の秘密というシリーズで翻訳されており3冊すべて翻訳されています。小さな村 Midwinter にフランスのスパイが潜むという情報を得たヒーロー達が、スパイ探しをする過程で実は花嫁を見つけるという流れです。本作は2作目、邦題は「魅惑の一夜」です。

スパイ探しは3作通して行われるため、怪しい人は出てくるものの犯人が分かるのは3作目ですから、最後まで読まないとスパイ探しのストーリーは??になります。(たいしたプロットでないので、無視してもいいかもしれませんが....)

私が持っている本は、2作目と3作目の合本のため、そのまま直ぐに3作目を読むことができました。2008年に Mills & Boon の100周年記念本で、Mills & Boonから出版されたハーレクインヒストリカルの2作合本のようです。日本でも翻訳されている本が多いので、邦訳ファンの方は原作のタイトルを確認して買った方が良いと思います。
魅惑の一夜―読書会の秘密〈2〉 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

魅惑の一夜―読書会の秘密〈2〉 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

  • 作者: ニコラ コーニック
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 新書


タグ:Regency [C] widow
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0